B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

天神橋筋に新店舗を開店
日本一の薬局を目指す!

 

分刻みのスケジュールでも大きなやりがい

 
glay-s1top.jpg
石黒 しっかりした薬剤師さんからいつでも直にお薬をいただける。近所の薬局より御社の店舗を頼る患者さんが後を絶たないのは当然だと感じますね。
 
山西 ありがとうございます。弊社は薬剤師による在宅訪問サービスにも力を入れているんですよ。その特徴は個人宅の患者様を中心にしていること。一部、老人ホームなど施設へのサービスも行っているものの、あくまでも人に寄り添う在宅訪問を続けています。
 
石黒 最近は、訪問サービスを始める薬局も目にするようになりましたよね。
 
山西 ええ。ところが、中には利益を得ることが目的の薬局も多くありまして。薬の利用状況や体調などのヒアリングもせず、数十人分の患者様の薬を施設の従業員に渡して帰るだけ、という薬局が多い印象です。
 
石黒 それは知りませんでした。ぜひ御社のように寄り添ってくれる薬局に頼ってほしいですよ。訪問サービスの対象エリアについても教えてください。
 
山西 大阪市住吉区、東住吉区、住之江区の南港の手前までと8月からは新店舗ができ北区の一部が対象です。外来調剤と訪問の両立で分刻みのスケジュールとなり、休憩もほとんど取れない毎日ですが、薬局に行きたくても行けない患者様のためのサービスには大きなやりがいがあります。だから私たちも頑張ることができるんですよ。
 
石黒 それにしても、薬局はさまざまな点で曲がり角にきているようですね。
 
glay-s1top.jpg
山西 はい。実は、2045年には薬剤師が12万6000人も過剰になると言われています。また、弊社の近隣でもコロナ禍で業績を落とした薬局や薬局業界の先行き不安で、M&Aが急増しています。患者様に寄り添わない調剤するだけの薬局・薬剤師は淘汰される時代に入っています。一方で調剤薬局を併設するドラッグストアも増えており、その目的はやはり客足と利益を確保すること。業界にとってはマイナス面が大きいような気がします。
 
石黒 薬は私たちの必需品なので、ぜひとも信頼できる方に調剤をお願いしたいですね。
 
山西 おっしゃる通りです。2025年以降は団塊の世代が後期高齢者となり、ますます社会保障費がかさむようになるでしょう。そこで調剤薬局を減らそうという動きもあるんですよ。このような状況の中で私たちは「弊社の薬局が潰れるなら、どの薬局も潰れる」と言い切れる自信と誇りを持って仕事に取り組んでいます。患者様を自分の家族のように考え、なんとしてでも病気から快復していただくため、業務時間外でもミーティングを行うことがあるほどです。