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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

道の切り拓き方を教える 尖った税理士でありたい
株式会社サクセンス/高木譲司税理士事務所 代表取締役 高木譲司

 
プロフィール 日本で生まれ、7歳までアメリカで育つ。日本人であることから差別を受け、その中で父親から自己主張の大切さを教わる。会計事務所、コンサルティング会社に勤務。組織内での分業体制に物足りなさを感じ、2009年に起業した。アメリカ時代に培った思考と行動力を強みに、税理士、コンサルタントとして活躍中。
 
 
 
東京・港区で高木譲司税理士事務所を運営する株式会社サクセンス。代表取締役の高木譲司氏は、税理士にして財務や経営にも明るいコンサルタントとして、数々の企業再生を手がけてきた辣腕の持ち主だ。幼少期をアメリカで過ごし、日本人離れした思考と行動力を身に付けた高木社長。同じく海外生活を経験した女優の川上麻衣子氏との会話は、異文化から学んだことや税理士との付き合い方まで縦横無尽に盛り上がった。
 
 
 

税理士として経営や財務もコンサルティング

 
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インタビュアー 川上麻衣子(女優)
川上 高木譲司税理士事務所を運営する、株式会社サクセンスさんにお邪魔しています。高木社長ご自身が税理士として、また経営・財務コンサルタントとしてご活躍中だそうですね。私も雑貨店「スウェーデングレイス」や「一般社団法人ねこと今日」を運営し、税理士さんを身近に感じているので、お会いするのがとても楽しみでした。ではさっそく、高木社長のご経歴を教えていただけますか。
 
高木 私はもともと会計事務所に勤務していました。30歳で税理士の資格を取り、その2年後に大手コンサルティング会社へ転職したんです。当時、銀行の不良債権が問題になっており、私は立ち行かなくなった借り手側の企業を再生したかったんですよ。その頃、特に多く手がけたのは温泉旅館でした。経営する意欲を失っている人たちを奮い立たせ、やる気を引き出す過程で、かなり過酷な現場も乗り越えてきました。
 
川上 それでも、高木社長は一歩も引くことがなかったのでしょうね。
 
高木 そうですね。荷が重い仕事だからと見過ごしたら後悔するし、自分の存在意義がなくなると思いました。だから依頼者である旅館に泊まり込んで、浴衣姿のまま朝の3時、4時まで仕事をすることも多かったんですよ(笑)。やがて一定の成果を上げ5年後に弊社を起業したんです。それから、この2019年でもう11年目になりますね。特に営業活動はしていないにも関わらず、おかげさまでお客様は増え続け、現在に至っています。