ボストン・レッドソックス ア・リーグ東部地区優勝記念特別インタビュー
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ボストン・レッドソックス ア・リーグ東部地区優勝記念特別インタビュー
ボストン・レッドソックス ア・リーグ東部地区優勝記念特別インタビュー
9月20日。アメリカメジャーリーグで、また一人の日本人投手が偉業を成し遂げた。今シーズンよりア・リーグ東地区のボストン・レッドソックスに所属する上原浩治投手だ。
守護神として登板した同日のブルージェイズ戦。最高の舞台が用意された。6対3。9回表2アウト。“KOJIコール” が響き渡る超満員のフェンウェイ・パーク。上原投手は最後の打者に向けて右腕を振った。「KOJI! KOJI!」 の大歓声が一瞬だけ静まる。伝家の宝刀、スプリット。白球がバットのわずか下をすり抜ける。空振り三振。打者を斬り捨てた侍は、次の瞬間、右こぶしを上げてサルタラマッキア捕手に向かって走り出し、抱き合った。昨年は地区最下位だったレッドソックスが6年ぶりの地区優勝を決めた、運命の一投だった。
――上原さん、何はともあれ、まずは地区優勝おめでとうございます。メジャー2度目のシャンパンファイト、いかがでしたか?
上原 あれはね、痛かった(笑)
――痛い?
上原 肌が痛いんですよ、ほんとに。このあいだのは冷えてなかったからまだマシだったんですけど、冷えているシャンパンなんて、もうめっちゃ痛いんです。
――巨人時代にビールかけをしているのを覚えていますけど、あれも痛そうではありましたが。
上原 いやいやいや、ビールのほうがまだマシです! でもビールよりシャンパンのほうが、ボトルを振ったら勢いよくいっぱい出てくれるから、やりがいはありますね。
――誰か狙いを定めてシャンパンをかけたんですか?
上原 そのへんにおるやつ、みんなにかけたった(笑)。ファンにも。ブワーッとね(笑)。
――アリなんですか、ああいうのは!?
上原 メジャーはアリやね、そういうの。日本じゃビールかけにファンがいるなんて考えられないでしょ? ああやってファンと一緒に時間を共有できるというのは、メジャーらしさのひとつやね。ハイ・ファイブもしたよ。手の届く距離でファンが喜んでいる姿を見られるのはこっちもテンション上がるね。
――日本にもたくさんのファンの方がいらっしゃいますが、皆さんに向けて、今、どんな思いでいますか?
上原 それはもう、「ありがとうございます」 という以上の言葉はないですよ。とにかく感謝です。
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