レモネードを主軸に壁を乗り越え続けた
とはいえ、苦労や大変なことも多くあるのがキッチンカー事業です。ちょうどコロナ禍に開業し、当時は緊急事態宣言が発令され外にまったく人がいない状況でした。もちろんイベントなどもなく、出店しても売ることができず、なおかつキッチンカーが今よりもマイナーなイメージだったことで、立ち寄ってもらえないのが当たり前だったそうです。そして、販売しているものがレモネードということもあり、そもそもレモネードとは何なのかを広めていくのも大変で、毎日何かしら壁に当たり、乗り越える――。そんな繰り返しの日々で、開業してから1年目はまさに自転車操業だったと言います。
レモネードだけで15種類以上!
イベント「夜のキッチンカー市」の主催も
「ねこにレモン」では、季節によって外国産と国産のレモンを使い分けていて、外国産に関しては防腐剤などの関係で黄色い皮の部分をすべて手作業で剥いています。はちみつや砂糖などもいろいろな種類を試し、一番おいしいと思った組み合わせを使用。シロップも手づくりです。また、ベーシックなレモネードの他、ライムやアールグレイ、緑茶などに加え、赤しそや梅、桃、桜、甘酒といった時期や季節に合わせたオリジナルレモネードも展開していて、レモネードだけで15種類以上ものメニューがあります。冷水割りと炭酸割りを選ぶことができ、ホットにできるものもあるので、夏は炭酸割りでレモネードスカッシュに、冬はホットレモネードで温まるなど、その時々の状況に合わせた楽しみ方もできるため、お気に入りのレモネードが見つかるはずです。
SNSを積極的に活用し、情報を発信
うまくいかない時にはその理由を徹底的に追求し、芯をぶらさずに対策を講じ続けた冨沢さん。1年以内に廃業するキッチンカーの割合が約30%という中、今年2024年で開業5年目を迎えることができたのは、レモネードにこだわっていることはもちろん、冨沢さんの人柄やキッチンカー事業に対する熱意が、訪れる人や同業者にしっかりと伝わっているからなのだと思います。古くから世界各地で愛され、老若男女問わず楽しめるレモネード。ぜひ、他にないレモネードを求めて、「ねこにレモン」を利用してみてはいかがでしょうか。
https://www.instagram.com/neko_ni_lemon
夜のキッチンカー市
https://www.instagram.com/yoruno_kitchen_car
ねこにレモン 公式アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.couponapp2.chain.tac22082
Vol.3 他にないレモネードを求めて――ねこにレモン
(2024.8.21)