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スペシャルインタビューSPECIAL INTERVIEW

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能動的な姿勢で取り組めば
自分のやりたい仕事ができる

 
70歳を超えた現在もテレビ番組で活躍を続ける草野仁さん。若い頃から頭脳明晰・スポーツ万能と、まさに「スーパーヒトシ君」と呼ばれるに相応しいエリート街道を歩んできたと思っている方も多いだろう。しかし、何の苦労もせずに今の地位を築き上げたわけでは、当然ない。自らの体力や知力を駆使し、おかれた状況の中でベストを尽くす努力を続けたからこそ今がある。“生涯現役”。そんな望みを持つ草野さんは、飽くことなき向上心で今日も前進を続けているのだ。
 
 

父の教えでスポーツの道を断念

 
 幼い頃からスポーツは得意でした。中学・高校の時は陸上競技に夢中で、100m走や走り幅跳びの選手として大会に出場していました。指導者がいなかったので全て我流で取り組んでいたんですが、記録はけっこうよかったです。高校時の100m走での自己ベストは11秒2。全国大会の決勝進出も夢ではないと思えるタイムでしたので、自分の運動能力には自信を持っていました。でも、高校2年生の夏、父親が勝手に退部届を出してしまったんです。
 
 父が言うには「お前は精神が脆弱だから、スポーツでは大成できない」ということでした。父は大学で数学教師を勤めていましたが、学生の頃は砲丸投げでインターハイ優勝を果たしたほどの人。その父に大成しないと断言されてしまった。ただ、それは私の将来を案じてのことだったようです。「スポーツ選手でいられる期間はさほど長くはない。しかし、引退してからも人生は続く。だから、じっくり勉強がしたほうがお前の将来のためになる」と言うんです。
 
 陸上競技を楽しんでいましたから、退部させられたことに納得はいかなかったですし、悔しい思いもありましたよ。だけど、私は父を憎んでグレるようなことはありませんでした。彼はとても厳しく口数の少ない人でしたが、いつも私のことを気にかけ、対話を欠かさずにいてくれたからです。心の底では父を信頼していたので、従うことができました。とは言え、そう簡単に勉強に真剣に取り組むことはできませんでしたね(笑)。現役ではものの見事に受験に失敗し、一年の浪人を経て何とか東京大学に受かったのです。
 
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