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◆平安貴族が愛した
   清遊地・嵐山

 
 古の日本の姿を残し、海外からも人気が高い京都。特に、豊かな自然の中に古社・古刹が点在する嵐山は、日本人の郷愁をそそる景勝地となっています。歴史を紐解くと、嵐山エリアは平安時代に貴族の別荘地として栄えた地でした。都の煩わしさから解放され、春は桜・秋は紅葉に染まる山々を愛でる。夏は大堰川のせせらぎに耳を傾け、舟遊び・・・。現代においても、そのような風流を体感できる宿が嵐山にはあるのです。
 
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星のや 京都までは渡月橋南詰めより運行する屋形船で向かう
 渡月橋から船で大堰川を上り、保津川との境に佇む 「星のや 京都」。目の前には百人一首で知られる小倉山がそびえ、観光スポットの賑わいが嘘のような静けさです。「星のや」 といえば、「もし、日本がもっと日本らしさを大切にしながら近代化の道を歩むことができたなら?」 というイメージから生まれた “もう一つの日本” をコンセプトに掲げる高級旅館。現在、軽井沢・京都・竹富島の3ヶ所で展開し、それぞれの地域色や文化を味わえる趣向となっているのも大きな特長といえます。平安貴族も愛した京都・嵐山の粋を集めた 「星のや 京都」 で、五感で和を感じる贅沢なひと時を過ごしてみましょう。
 

◆日常から離れ心をほぐす
   風情豊かな水辺の私邸

 
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方丈庭園を意識した「奥の庭」。春と秋に舞台を組んで狂言を上演した
 屋形船に乗り、約15分。喧騒は遠く、すれ違う観光船も少なくなる頃、緑に囲まれた宿が見えます。「洗い」という技法で築100年以上という建物の趣を残しながらリノベーションした宿の周りは、まるでそこだけ時間がゆっくりと流れているよう。船付き場から石階段を登りきると、池に滝が落ちる 「水の庭」 が広がり、さらに石畳を進むと枯山水式の 「奥の庭」 が。庭は時にイベントスペースとして使われ、狂言の鑑賞会が催されることもあるのだとか。季節はもちろん、天候や時間ごとに雰囲気が変化する庭は、見飽きることがありません。
 客室やパブリック和室、ダイニング、フロントを兼ねたライブラリースペースも戸建になっていて、プライベート感たっぷり。宿に到着後は仏具を用いて幻想的な音楽が奏でられる他、和室でいただく抹茶のもてなしも嬉しい限りです。また、ライブラリーラウンジには京都の人気書店「恵文社」がセレクトした本が揃い、24時間いつでも利用できるようになっています。
 
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ライブラリーラウンジは24時間利用可能
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スタッフが抹茶を点て、心づくしのおもてなし
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仏具の音色が神秘的な雰囲気を醸し出す
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正座の目線を大切にした「畳ソファ」だからこそ、和室の美も生きる
 客室は、全室がリバービュー。どの部屋もモダンでありながら、日本らしさが感じられます。
 
 たとえば、職人によるオリジナルの「畳ソファ」。竹細工のようにしなやかにカーブをつけた木材を組んで、一つずつ作られた寝椅子タイプのソファになっています。座ると正座をした時と同じ目線になるのも特長。窓からの景色も最も美しく目に映る寸法です。
 
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光に大雲柄が浮かぶ唐紙の壁紙。部屋ごとに柄が違うので注目
 また、寝室の壁紙には襖紙にも使われる高級版画紙である京唐紙を使用。一つずつ手摺りした京唐紙は光の加減で文様が浮かび上がり、空間を優美に演出します。その他、茶箱やベッド、照明など、細部に至るまで和の心が散りばめられているので注目してみてください。
 
 客室のタイプも、一人でゆっくりと寛げるシングルタイプから、恋人や友人どうし、家族で愉しめる2〜4名のメゾネットタイプまで様々。景観の美しいコーナーに位置し、古い建築様式を残した 「月橋 ツイン」、書斎や中庭がある広々とした 「月橋 メゾネット」 といった特別室も、リピーターが多いのもうなずけます。「また帰ってきたい」と思わせる、自宅以上の寛ぎを味わえる空間ばかりなのです。
 
 
 
 

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