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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

夢と志を高く持ち
省エネ事業にも挑戦

 

男ならあえてBIGな仕事をやれ

 
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小柳 それにしても、お話をうかがっていると、大竹社長はとてもチャレンジ精神が旺盛な方ですよね。
 
大竹 ありがとうございます。前社に勤務時代、140ページもある旅行カタログの仕事を受注したことがあるんです。旅行カタログは、記載される旅行日程や金額が頻繁に変更されますよね。そのため関連する全ての部署が忙しい思いをするので、誰も関わりたがりません。でも私は、何か新しいことを始めなければ、会社は伸びないと思い、その仕事にあえて挑戦しました。同僚からは 「なぜわざわざ大変なことをやるんだ」 と言われながらも、上司に対してこの仕事を受ける意義を根気強く説いて回ったんです。最終的に、1年かけてその仕事を受注し、社をあげてのサポート体制もできたのですが、帰りは遅いわ、考えすぎて眠れないわで、本当に大変でした。でも、やり終えた時の充実感たるや、非常に大きなものがありましたね。この時の経験が、私を大きく成長させてくれたと思っています。
 
小柳 良いご経験をなさったのですね。どんな仕事でもそうでしょうけど、大変な辛い仕事でも、その仕事をどう楽しむかが大きな自信につながるのだと思います。私も肋骨を骨折しながら 「怪我ごときに負けてたまるか」 とステージに立ち続けたこともあったし、過去には語れないほど辛い経験もたくさんあります。「なんでこんな仕事を選んだんだろう」 と何度思ったかしれませんが、私のステージを楽しみにしてくださるお客様が私の支えとなり、頑張ってこられました。
 
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大竹 私の場合もそうです。誰も越えたことがない高い壁を乗り越えられたことで得た大きな自信、経験に加え、新たな人脈をつくってきたことが、今の自分の原点となっています。社内からもクライアントさんからも高い評価をいただき、実際に、会社の売り上げを伸ばすことができました。結局、仕事って他人から与えられるものではなく、「自分が何をしたいか」 が重要だと思います。男としてせっかく仕事をするなら、大きな仕事をやれ、ということですよ。
 
小柳 素晴らしいお考えです。辛いことがあっても 「お、来た! またもう一回り大きくなれる」 と思ったほうがいいですものね。どんなに大変でも、「あの時クリアできた」 という自信になる。苦労や経験を重ねた人ほど魅力的ですし、人間力を上げるためにも、大変な仕事に立ち向かっていく勇気を持つことが大事ですね。