10代だからこそ突き進めた道
夢や目標は口に出すこと
私も夫もバイリンガルであるため、長女が生まれたとき、多くの方から「娘さんはバイリンガルに育てるんですか?」と聞かれました。何か特別な教育をしようとは考えていなかったのですが、そんなにみんな気にしているなら、バイリンガルになれるように育てようと思いまして。でも、実はそんなに簡単なことではないんですよね。だから言語学の専門書を読むなどして勉強しました。
そうした活動をしていたところ、出版社の方から「子育ての本を出しませんか」とお声をかけていただいたんです。自分の夢や興味を持っていることは、日頃から口にするべきだと実感しましたね。口に出すことで「夢を叶えるためにはこういう行動をとらなければ」と認識することができますし、それを聞いた方との巡り合わせがあり、新しいチャンスをつかめることもありますから。
実際に子育てをしている最中は、本当に多くの方に支えてもらいました。子どもを預ける保育園が見つからないときは、所属事務所の社長の奥様が私の仕事中に娘の面倒を見てくれました。また、毎週レギュラー出演していたテレビ番組では、収録中にプロデューサーの方が娘と遊んでいてくれたんです。1人では仕事と育児の両立はできていなかったでしょう。私が学んだ子育ての秘訣は、頼れる人がいたら頼る、というものです。