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スペシャルインタビューSPECIAL INTERVIEW

『「挑戦力。」―人間「岡崎朋美」から何を学ぶのか―』を
企画編集者が語る

 
 

それでもまだ私は、岡崎朋美の頂上を極めていないと思っている。挑戦とは、自分という人間をいかに高めていくかということに他ならない。――
(『挑戦力。』「はじめに」より)
 
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岡崎 朋美 (著) 本体1575円(税込)
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 昨2010年10月、岡崎選手は初の著書となる 『挑戦力。』 を上梓した。出版元である創英社/三省堂書店編集2部部長の齋藤勝美氏は、本企画と岡崎選手の中にあった想いがシンクロした経緯について、次のように語る。
「競技生活30周年というタイミングで、岡崎選手の中にも、これまでの経験からのメッセージを世に伝えてお返しをしたい気持ちが育っていたようです。そこに弊社の 「メッセージコンテンツ」 企画を持ち込ませていただいて、この著書が実現しました。『挑戦力。』 というタイトルは、岡崎さんも気に入って下さっています」
同社の 「メッセージコンテンツ」 企画はこれまでに政治・スポーツ・エンターテインメント・音楽ジャンルの10人に光をあて、「時代の閉塞感を打破し、明日への “勇気と感動” を伝えることで人々を活気づける」 という趣旨のもとで刊行を続けてきた。「メッセージコンテンツ」 企画の新たな節目となる11弾目が岡崎朋美という人物を迎えたのは、あるいは必然だったかもしれない。目次に並んだ54のメッセージを読めば、そのことが感じられるだろう。
 
 
 「誰かがやってのけたことを後から追随してやるよりも、前人未到のことを成し遂げる。私は前例のないことに挑戦し、自分が最初の一人になりたいと考えた」
 「ここぞという時のひらめきや直感は、重要な能力の一つだ。迷った時には自分の直感を信じ、“いくしかない!” と勇気にスイッチを入れる」
 「本番を目前にしたら、じたばたしてもどうにもならない。開き直ってどっしり構え、自分のいいものを出し切ることに集中する」
 「気持ちを柔らかく保てば考え方は柔軟になり、取り巻く状況にも臨機応変に対応出来る」
 「チャレンジする魂に、年齢やキャリアは関係ない。自分に限界線を引かず、目標を追い続ける “挑戦力” がある限り、人は何歳になっても進化することが出来る」
(『挑戦力。』目次より)

 
 ここには、一つのことを成し遂げるとまたすぐに次の新しい目標にむけて挑戦を始め、一度も途中であきらめず、達成しつづけてきた人ならではのメッセージがある。そして、そのような存在を広く 「競技者」 の意味でアスリートと呼ぶならば、ビジネスマンを含め一般の人々もまたアスリートなのだ――齋藤氏はそう語る。「誰しも、日々の生活において “自分なりの大勝負” を生きていると思います。そこで岡崎選手の集中力や開き直り、直感力や勇気、柔軟思考、前向きに努力する姿勢などをヒントにしてもらえれば」。
 
 
『挑戦力。』 を読めば、岡崎選手のアスリートとしての強みが、北海道の大自然で育った幼少期に根ざしていることもわかる。人間「岡崎朋美」から何を学ぶのか。その答えが本書にある。
 

(取材・文 編集部)

 
 
 

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