
インタビュアー 名高達男(俳優)
吉田 ええ、日本と韓国で幼少期を過ごし、15歳から20歳までスウェーデンで暮らしました。その経験もあって、北欧のライフスタイルに共感し、「日本と北欧の架け橋になるような仕事を」と、フィンランド人の友人とサウナグッズの輸入販売を始めたんです。
名高 サウナは日本でも身近な存在です。ドイツでも盛んだそうですが、やはり北欧のイメージが強いです。その中で、フィンランド式の特徴はどんなところにありますか。
吉田 フィンランドではサウナが生活の一部。ですから、日常使いできる温浴施設というだけでなく、家族・友人とのコミュニケーションの場であり、疲れた心身を整える場でもあります。中でもロウリュは特徴的で、サウナストーンにアロマ水をかけて蒸気を出すことで発汗を促進してリラックス効果などをもたらすんです。弊社でもロウリュ用のアロマや白樺のヴィヒタ、サウナハットなど、本場のサウナ体験を楽しめる商品をそろえています。最近、フィンランド製のサウナ小屋の輸入販売も開始しました。
名高 サウナブームの今、本場のスタイルが楽しめると聞くと、皆さん気になるはず! サウナ小屋は、どのような方が購入されているのでしょう。
吉田 ご自宅や別荘に設置される個人の方、グランピング・温浴施設、インバウンド需要を見込む全国の宿泊施設様など、法人のお客様も増えています。本場のサウナは、集客力を高める魅力的な付加価値になりますし、さまざまな可能性を秘めているんです。

吉田 私自身、体を温めるだけじゃない、“フィンランド式”サウナの魅力をもっと伝えていきたいと思っています。今後は船上サウナなど、まだ日本にないスタイルのサウナ文化を紹介していく予定です。将来的には、北欧のライフスタイルそのものの魅力を伝えつつ、フィンランドと日本をつなぐ架け橋になりたいです!
名高 サウナをきっかけに、新しいライフスタイルや観光の形が生まれるかもしれませんね。ご活躍を楽しみにしております!
「仕事を楽しむ」とは‥
好きなことを仕事にできているので幸せです。サウナのことを日々研究し、その奥深さを学ぶことで、仕事への愛着がどんどん湧いてくる。こうした時間を楽しみつつ、ハッピーであること、家族との時間をとにかく大切にしていきたいです。
(吉田成晩)