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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

清掃・設備・IT導入
ホテルを支える左腕

 

価値を創造する「協働」で業界を繁栄に!

 
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八重樫 実際、中里社長も清掃の現場に入ることがあるのでしょうか。
 
中里 もちろんです。最も大変な作業と嫌われることの多い、厨房のグリストラップ清掃だけで年間1400件も手を動かしています。それは、汗を流して働くスタッフさんの気持ちを理解しなければ本当の支援はできないから。現場を大事にしなければ何も見えないからです。おかげさまで弊社は、ホテルの代表やオーナー様から経営の悩みをお聞きすることも多いんですよ。経営者の方は、なかなか人に弱みを見せられません。そんな中でも、信頼して弱みを打ち明けていただける存在となっているんです。ただの下請けではなく力を合わせて課題を解消しようと頑張るからこそ、オーナー様が心から困っている問題を解決することができるんです。
 
八重樫 そこまでホテルと伴走してくださる会社は少ないでしょうね。
 
中里 まさに八重樫さんのおっしゃる通りで、弊社のキャッチフレーズは「協働」です。ただ横から口を出すだけでなく、自ら知恵を絞り体を動かしてホテルで働くすべての方の力になることがポリシーなんですよ。それに、作業服を着てホテルの清掃をしていると、スタッフさんと仲良くなれるのも楽しみの一つです。仕事が終わると一緒に飲みに行くなど、まるで友達のようになれるのもこの仕事の喜びとなっています。
 
八重樫 そうするとスタッフさんとの絆も強くなっていきますよね。
 
中里 ええ。オーナーさんから「きちんと掃除をしなさい」と言われるより、私たちが「こうすればもっときれいになりますよ」と指導するほうが清掃の意識も高くなりますよね。まず、自分の仕事を見せてスタッフさんに成長していただくこと。コミュニケーションを大切にして、一人ひとりと向き合い教育につなげることを私はいつも意識しています。
 
八重樫 中里社長が描くホテル業界の未来像とは、どのようなものでしょうか。
 
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中里 今後、ホテル業界にすぐに人が増えることは難しいでしょう。その中で私たちは、清掃やメンテナンスなどの従来の人が行う仕事と、最新のAIやDXの知識を融合してホテルをサポートしていきたいと思っています。例えば、今まで3人でやっていた作業が1人でできるようになったり、10時間の仕事が1時間になったりして、ホテルで働く方が本来の業務に集中できる環境をつくることが私たちのいる意味だと考えているんです。その結果、ホテルで働くスタッフさんの満足度を上げていき、業界全体が繁栄するよう走り続けていきます!
 
八重樫 ホテル業界は人材が流動化しているとも言われています。でも、お客さんに感謝されるやりがいのある仕事ですよね。そのことを中里社長の力で世間に認めさせてください。私も応援しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
自分で選んだ道なので、自然と楽しめています。大切にしているのは、アイデアを出して行動に移すこと。達成感を得られますし、成長にもつながりますよね。また、小学生の娘が「大人になるのは楽しくてかっこいいこと」だと思えるよう、仕事も人生も楽しんでいる様子を見てもらうようにしています。
(中里昭文)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 株式会社クラフトメンテナンス
■ 本社 〒141-0031 東京都品川区西五反田3−7−14 三信ビル3F
■ 事業内容 清掃・メンテナンス/IT事業
■ 設立 2022年4月
■ 主な取引先 神奈川県・東京都のホテル/神奈川県内の老人ホーム/その他管理会社
■ ホームページ https://craft-maintenance.yokohama/