自閉症や発達障害の特性を持つ子どもを支援

インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
米澤 主に発達障害や自閉症などの特性を持つ子どもたちに向けたサポートを行っております。中でも、学校に馴染めなかったり学習でつまずいてしまったりなど、さまざまな理由で不登校になってしまった子どもたちへの支援に力を注いでいます。
畑山 近年では、発達障害の一つとされる注意欠如・多動症、いわゆるADHDと診断される子どもたちも増えていると耳にします。私が子どもだった時代には発達障害という言葉も一般的ではなく、世間ではそれらが障害や疾患であるという理解も進んでいませんでしたよね。
米澤 そうですね。そのため、つらい思いをしてこられた方も数多くいらっしゃいます。でも、自閉症や発達障害の特性を持っている子どもたちは、日常生活における一般的な行動は苦手だとしても、自分自身が興味のある分野に対しては、時に優れた集中力を発揮したり、たぐいまれな素質を持っていたりするケースも多いんです。そこで私は、そのような子どもたちへの理解を広めるべく、放課後等デイサービスなどの福祉施設職員や学校教員向けのセミナーや講演、理解教育なども行っています。