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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

障がい者の自立を支える
通過型のグループホーム

 

マイノリティ当事者としての経験を活かして

 
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サービス管理責任者の中村舞さん(左)
クリス このお仕事をしていて、どのような点にやりがいを感じられますか?
 
大河原 利用者様が成長されていく姿を目の当たりにできることです。一人暮らしは難しいと自他ともに思われていた方が、グループホームでの生活を通じ、少しずつステップアップしていかれます。その姿を間近で見られることが、何より嬉しいです。
 
クリス そうなんですね。利用者さんの成長を促すために、どのようなことを大切にされているのでしょう。
 
大河原 常にオープンでいることでしょうか。福祉や医療は、どうしても閉鎖的になりがちな世界でしてね。だから幅広くアンテナを巡らせて情報収集をし続け、世間の常識、外部の“当たり前”を福祉に取り入れようと心がけています。
 
クリス なるほど! 狭い意味での福祉に留まらず、社会全体とつながろうと努めておられるわけですか。
 
大河原 フランクに言うと、“福祉福祉しない福祉”を私は目指しています。従来の福祉に甘んじて、利用者様の可能性を狭めたくはありません。
 
クリス 大河原社長らしい斬新なお考えです。アフリカのベナンで知見を深められたからこそ、そのようなビジョンが持てるのでしょうね。
 
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大河原 ええ。でも、ベナンでは、良い経験ばかりではなかったんですよ。現地で私は、マイノリティでしたからね。「アジア人がいるぞ!」と常に指をさされている、そんな居心地の悪さを感じたのは事実です。同じような苦しさを障がい者の方々も感じているかもしれない、と初めて気付けた体験でもあります。
 
クリス 周囲に受け入れてもらえないしんどさは、当事者にしかわからないですよね・・・。マイノリティの立場をご経験された大河原社長だからこそ、障がい者の方々に、本当の意味で親身に寄り添えるのだと思います。
 
大河原 ありがとうございます。利用者様と接する中で学ぶこともたくさんあるので、楽しいです。日々、勉強ですね!
 
クリス 今回お話をうかがうまで、私は福祉について“与える”というイメージを持っていました。でも大河原社長は、障がい者の方々と対等に接していらっしゃいますよね。与えるものも多いけれど、与えられるものも多い。福祉の仕事って、とてもポジティブ、かつクリエイティブな仕事だと感じました。これからも頑張ってください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
人との出会いの中で自分自身が成長していくこと。自分が知らないことを利用者様に教えてもらう機会が多いんです。新たな発見ができることが、仕事を楽しむことにつながっています。
(大河原慈敦)
 
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