父親の税理士事務所を、主体的に引き継ぐ

インタビュアー 今岡真訪(野球解説者)
日野上 当事務所はもともと、1968年に私の父が立ち上げました。私は親から「税理士になりなさい」と言われて育ちましてね。関西大学を卒業後、周囲の期待に応え、税理士になったというわけです。
今岡 お父様のご期待を背負って歩んでこられたのですね。
日野上 はい。ただし父に言われたからではなく、自分自身、小さな頃から税理士の仕事に憧れがありました。仕事熱心な父の姿を見て、自分も同じ仕事について、社会に貢献したいと考えていたんです。ですから大学卒業後は大学院に進むと同時に、実務経験を積むため、ほかの税理士事務所で3年ほど働いたんですよ。
今岡 ちゃんと下積み生活を経てから、お父様の事務所に入られたと。
日野上 ええ。そうして税理士資格を取得してから、正式に入所しました。そして2005年に法人化し、代表社員になった次第です。
今岡 歴史ある税理士事務所を引き継ぐ準備を整えて、着任されたのですね。日野上代表の堅実さが伝わってきました。