
インタビュアー 名高達男(俳優)
加藤 20代前半、建築現場の仕事に携わったことをきっかけに電気工事士の資格を取得し、現場職人として働き始めました。ただ、ものづくりの現場にやりがいを感じる一方で、建物の内装や外観、そしてそれらを取り巻く空間全体をより魅力的にデザインしたいという思いが強くなっていったんです。そんな折、先輩が俳優を目指し、夢を追って頑張る姿を見て自分も「本当にやりたいことを仕事にしたい」と一念発起し、別で働きながら空間デザインの専門学校に通い始めました。
名高 なるほど、先輩の存在が加藤代表の背中を押したんですね。
加藤 ええ。以前からものづくりは好きで、形にしていくプロセスにはおもしろさを感じていました。さらに空間全体をデザインし、そこに新しい価値を生み出すことに大きな魅力を感じるようになったんです。

加藤 ありがとうございます。おっしゃる通り、店舗などの空間において、デザインは非常に重要な要素です。内装やインテリア、看板はもちろん、名刺やショップカード、ポスター、ユニフォーム、ロゴマークなどのすべてがブランドイメージを形成します。しかし、一般的にはこれらを別々の業者に依頼することが多く、お客様の手間もかかり全体の統一感を出すのは難しいですよね。
名高 確かに。別々に依頼すると、時間やコストもそれぞれかかってしまいますしね。