4000人の転職をサポートした後に独立

インタビュアー 亀山つとむ(野球解説者)
内田 大阪で生まれ育った私はタイガースファンでして。中学から大学まで野球に打ち込んだのですが亀山さんも野球を始めたきっかけになる1人でした。また、父は建築業の会社を経営していました。いつかは父の仕事を手伝うために“人・モノ・金”を学ぼうと決意し、関西学院大学を卒業後は大手証券会社に4年半勤めました。そうして、まずはお金の知識を蓄えたんです。
亀山 私に憧れて野球に打ち込んだとは嬉しい限りです! お父様を思う気持ちや、未来を見据えての行動に頭が下がります。その後の進路は?
内田 証券会社を退職後は1年だけオーストラリアに留学しまして。帰国後、リクルートキャリア(現リクルート)で人材業務をスタートしました。人が求める企業と企業が求める人の橋渡し役になり、両者ともに未来の姿から逆算して今まさに必要な長所を伸ばす。そうして人や経営者の気持ちが動く瞬間に私は大きなやりがいを感じました。また、誰よりも私自身が内省し深掘りしたことで、人材に関するいろいろなことが見えてきたんです。
亀山 充実した毎日を過ごし、いよいよ独立の瞬間が見えてきたようですね。
内田 ええ。10年の経験を積み2023年7月に弊社を創業しました。4000人の転職をサポートしてきたキャリアをもとに、一人ひとりのスキルや個性を市場価値と照らし合わせ、自分に気付きを与え人生の選択肢を増やすお手伝いを続けています。ちなみに屋号は私の実家で飼っていた愛犬「永遠(トワ)」と「ラッキー」から付けたもの。誰からも愛される会社にしたい、永遠に幸せになれるきっかけ作りをしたいと思い名付けました。
亀山 なかなか自分に合う会社に巡り会えない求職者や、理想の人材を採用できない企業が世の中の大半を占めていますよね。どこに問題があると内田社長はお考えでしょう。
内田 それは、人も企業も自分の強みや持ち味を知らないことが原因だと思います。