
インタビュアー 鶴久政治(元チェッカーズ)
増川 はい。弊社は1978年に神奈川県鎌倉市で私の父が「鎌倉あやせ電気株式会社」として創業しました。私は子どもの頃から家業を継ぐつもりで、高校を出て松下幸之助商学院に入塾して電気工事の資格を取得したのです。それから父のもとで働きながら経験を積み、二代目に就任しました。現在は将来の三代目となる息子と一緒に働いています。
鶴久 最近は大型の家電量販店がたくさんありますから、街の電気屋さんは経営が大変だろうなというイメージがあります。そんな中、事業が受け継がれているのは地域の方々から長く親しまれている証拠だと思います。
増川 ありがとうございます。街の電気屋は高齢者の方々のニーズが高いのが特徴です。電球1個交換するのも大変な作業ですからね。そうした困った時こそ私たちの出番。お電話1本ですぐに駆けつけますよ。電気まわりのお困りごとに親身に寄り添い、お客様の生活全般をサポートするのが私たちの役目です。
鶴久 大型店にはない距離の近さと、フットワークの軽さが強みになっているわけだ。家電品の修理や設置で家に来てもらうのも、大手家電量販店の下請け業者より顔なじみである近所の電気屋さんのほうが、断然安心感がありますよね。増川社長は地元の方に愛されてきた電気屋の二代目となるプレッシャーもあったことと思います。いいものは継承しつつ、ご自身の代で新たに取り入れたことはありますか?

鶴久 増川社長の誠実で温かなお人柄も相まって、昔ながらの人情味が残る鎌倉の街にぴったりの電気屋さんだと感じました。代々続く名店として末永く親しまれる未来が見えるようです。私も応援していますよ!
「仕事を楽しむ」とは‥
「明日には明日の風が吹くから今日をしっかり頑張る!」今日をしっかり過ごせば明日へきちんと向き合える。その中で、お客様から感謝の言葉「ありがとう」をいただけると、この仕事を選んでよかったと心から思えます。
(増川正義)