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楢畑 私は約20年精神科の看護師として働いてきました。その中で、社会の中で生きづらさを感じながら大人になり、あまり良くない方法でしか自分を守ることができない方とも出会ってきました。早期からの適切な支援や環境が整っていれば、子どもたちの将来はより豊かになると確信し、2024年に事業を始めました。ちなみに、橋本は看護学校時代の同期なんです。
橋本 私たちは九州出身で、勤務先も同じ奈良でして、不思議な縁に導かれ今に至ります(笑)。
濱中 ソウルメイトなのかもしれませんね(笑)! そんなお二人が運営されているヒトツナ西ノ京教室では、どのような療育を行っているのでしょう?
楢畑 特に力を入れているのが、しなやかに柔軟に対応できる力「レジリエンス」、言わば生きぬく力の向上を大切にしています。これは精神科勤務の経験から、最重要と考える部分です。子どもたちは、安全・安心な環境下で自由に自分を表現し、さまざまな活動の中で成功や失敗を繰り返しながらも、「できた」「これでいいんだ」などという小さな成功体験をたくさん積み重ねていきます。
濱中 人と関わる中で、主体性や社会性が育まれる。そんなイメージでしょうか?
橋本 まさにその通りで、私たちは集団での療育に注力しています。ただもちろん、子どもたち一人ひとりの特性を尊重したうえでのことです。各自の悩みに応じて適切にアセスメントし、環境調整をしながらステップを踏んでいく、伴走者のような存在でありたいと考えています。