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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

将来の自立も見据えた 放課後等デイサービス
株式会社Walk with you つなぐ 代表取締役 畑山明子

※営業目的のお電話は固くお断りいたします。
 
プロフィール 神奈川県横浜市出身。高校時代、校外活動でダウン症の子どもと接し、障害福祉の仕事に関心を持つ。その後28歳のとき、福祉業界へ。以来、長きにわたり横浜市に根差して、多様な現場で仕事経験を積む。40歳を機に独立し(株)Walk with you つなぐを設立。放課後等デイサービスの事業所「つなぐ」をスタートさせた。障害のある子どもを主対象に、日常生活に必要なスキルの習得を個別にサポートしている。
 
 
 
株式会社Walk with you(ウォークウィズユー)つなぐが運営する「つなぐ」は、さまざまな特性のある子どもたちをサポートする放課後等デイサービス。特色は、事業所名に示されているように、人とつながる力を育んでいる点にある。自分の好きなことを伝える力・困ったことを伝える力、どちらのスキルも社会で生きていくためには欠かせない。そして代表取締役の畑山明子氏自身、地域とつながり続けて支援の地盤をつくってきた一人である。
 
 
 

高校時代の出会いがきっかけで福祉業界へ

 
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インタビュアー 石黒彩 (元モーニング娘。)
石黒 特性や障がいのある子どもたちをサポートしている放課後等デイサービス「つなぐ」を運営する畑山社長。まず、開業に至るまでの経緯を教えていただけますか。
 
畑山 私が福祉の仕事に関心を持ったきっかけからお話ししますと、高校時代にダウン症の子たちと一緒に過ごしたことがありました。そのとき、一人ひとりがとても魅力的に感じられ、「障害福祉の仕事に就きたい」と考えるようになったんです。
 
石黒 そのような体験があったのですね。社会人になって、すぐ福祉業界に飛び込まれたのですか?
 
畑山 いえ、当時の業界の働きづらさなども考え、いきなり飛び込むことはしませんでした。結婚してある程度生活環境を安定させ、28歳のときから福祉職に就いたんです。以来ここ横浜市でさまざまな経験を積み、40歳で独立をしました。
 
石黒 長年、この地域に密着して福祉職のキャリアを積んでこられた、と。
 
畑山 ええ。自分を成長させてくれるとともに、たくさんの人と信頼関係を築いてもきた大切な地域です。他の施設でニーズが合わなくなってしまった児童をご紹介いただけたのは、地域でのつながりを大切にしてきたからだと思います。