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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

休眠美容師を覚醒させる
シェアリングサービス

 

時間と人手の不足を解消するシェアリング

 
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水野 そもそも、どういった経緯で岩田社長はこの事業を立ち上げたのでしょうか?
 
岩田 私自身、美容師として20年以上働いてきた中で、さまざまな問題を見聞きしました。特に注目したのが時間と人手の不足です。例えば、終業後から深夜まで技術を磨くことが業界の常識でしたが、働き方改革以降、そういう練習も含む全作業を勤務時間に済ませないといけない傾向にあります。
 
水野 その働き方には良い面もあるのでしょうが、スキルアップに必要な時間が取りづらかったり、業務内容が増え過ぎたりという側面もあるんですね。
 
岩田 はい。美容師さんの多くが日々の業務に追われて成長しづらく、離職も絶えないんです。そこを解消するために、シェアリング事業を始めました。
 
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水野 シェアリングを利用することで、サロンさん側は細かな業務を外注して従業員の作業効率を上げられるし、練習時間も確保できる。一方、休眠美容師さんは自分の都合やペースを優先しながら働けて、スキルを活かせる。お互いにメリットがありますし、時間と人手不足の解消にもつながるわけですね!
 
岩田 そうなんです。私は現場を知らずには気が済まない性格なので(笑)、誰よりも早くMOSAのサービスをサポートメンバーとして体験し、検証を重ねました。そこであらためて時間の大事さを体感したんです。時間のかかる業務をこちらがサポートすることで、サロンのスタッフさんはカットやスタイリング、接客に集中できる。それを肌で感じ、シェアリングが業界の突破口になると確信しました。また、メンバー様が働きやすく、サロン様も利用しやすいよう、社労士や弁護士の方々と協議を重ね、業務委託という形態を採用しています。
 
水野 メンバーさんが自分のライフスタイルに応じて働ける形ですね。実際に岩田社長がサービスを体験しているというのは、休眠美容師さん側もサロンさん側も安心だと思いますよ。