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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

口内の病気は万病のもと
独自の治療で健康を守る

 

独自開発の装置で睡眠時無呼吸症候群を改善

 
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池尻 通常の矯正の場合、ワイヤーを装着していると歯を磨きにくいので、虫歯になる可能性が高まります。また、抜歯をすることにより顎が小さくなり、睡眠時無呼吸になりやすくなります。曲げ方を少しでも間違えると噛んだときに歯根がワイヤーで刺激され歯根吸収を起こし、歯根が短くなってしまいます。お子さんの歯の矯正を検討している親御さんは抜歯がなく、矯正治療中も食事がおいしく食べられ、取り外しも簡単なバイオビムラー矯正を検討していただきたいですね。
 
濱中 矯正中の歯のメンテナンスがしやすいのも助かりますね。ところで、池尻院長は、睡眠時無呼吸症候群の治療にも力を入れていらっしゃるとか。
 
池尻 そうなんです。いびきや睡眠時無呼吸症候群を治すため独自に「e-OAスリープ・スプリント」という装置を開発しました。この装置を装着すると、下顎が上顎より少し前へ出る状態で気道を確保し、快適な睡眠を実現します。上下のマウスピースが可動式なので顎の動きが制限されず関節も傷めにくく、使用中の違和感も少なくなりますよ。そして、1ヶ月もすると顎に筋力が付き、外しても効果が持続するようになるんです。
 
濱中 バイオビムラー矯正といいe-OAスリープ・スプリントといい、画期的で先進的な装置を導入していらっしゃるんですね。
 
池尻 もちろん当院は虫歯などの一般歯科も得意ですよ。治療中の痛みを可能な限り軽減し、歯を抜かず、できるだけそのまま残すことが当院の方針。そこで、水の力を利用して患部に触れず歯を削ったり、歯周病菌を殺したりできる「ライトタッチレーザー」などの最新機器も積極的に導入しています。
 
地域の健康を口内から守る取り組みに力を注ぐ
地域の健康を口内から守る取り組みに力を注ぐ
濱中 なぜ、池尻院長はそこまで革新的なお取り組みを続けるのでしょう。
 
池尻 それは、糖尿病などの生活習慣病から患者様を守るためです。健康は正しい食生活から。正しい食事をするには健康な歯が欠かせません。私は「病気になっても薬を飲んだり手術をしたりすれば長生きできる」という考え方は間違っていると考えています。
 
濱中 確かに大切なのは健康寿命を延ばすことですから、池尻院長のおっしゃる通りだと思います。
 
池尻 ですから私は日本小児矯正歯科学会、バイオビムラー矯正研究会、国際睡眠時無呼吸アカデミーISASAなどさまざまな団体の会長に就任し、年間20回以上もセミナーや講演を開催して当院が採用する治療法を歯科医師に広めるために活動しているんです。