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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

笑顔と美を届ける
介護美容のエキスパート

 
 
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濱中 プロの手で自分が驚くほどの変身ができるわけですから、嬉しいでしょうね。
 
古河 他にも、介護施設のスタッフさんと相談してプログラムをつくり、ケアネイルやアロマのワークショップ、セルフメイクレッスンなど、多彩なメニューを楽しんでいただくサービスもしています。どのメニューも、とてもいいリハビリになるんです。片麻痺の方が自分でメイクをしようとし、動かないはずの手を動かせたことがあり、私も施設職員様も驚いた経験があります。あれは、「自分でやってみたい」と強く思ったからこその、意思の力だったと思います。
 
濱中 強い思いが身体を動かしたわけだ。人間の力はすごいなぁ。
 
古河 意識があまりない方やお話ができない方でも、お声がけをすると、目や表情で反応してくれることがあるんです。そうした反応から思いを汲み取るためにも、一対一の時間を大切にすることを意識しています。
 
濱中 施設の職員さんたちは多くの利用者さんを抱えているから、一人ひとりに対応する時間も限られていると思います。だからこそ、古河代表のような対応をしてくれると有難いでしょうね。技術を超えて、いかに相手に向き合いコミュニケーションを図るかが介護美容の真髄のような気がします。施術でこだわっていることはありますか。
 
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古河 ケアネイルで使うポリッシュは、高齢者さんに安心なものを使っています。刺激臭のないポリッシュや除光液を使わなくてよいものなど、肌にも爪にも優しいものを使用しています。高齢者さんの爪は長期間ケアをされていないことが多く、とても敏感になっていますから、ちょっとした刺激が負担になります。爪のトラブルをお持ちの方もいらっしゃるので、ご利用者様の情報は事前にしっかりと確認するようにしています。
 
濱中 事細かに利用者さんに寄り添う姿勢が素晴らしいですね! お話をうかがっていて、介護美容はもっと施設や医療機関で導入されるべきだと思いました。メイクやネイルを楽しみにして、次はどんな色にしようと考えるだけでもリハビリになると思います。
 
古河 介護美容は徐々に認知されるようになってきました。今後はさらに活動の場を広げていき、ケアビューティストが活躍できる場を増やしていけたら嬉しいです!
 
濱中 古河代表を待っている方はたくさんいるはずです。これからもぜひ、多くの地域で介護美容を広げっていってください。応援しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
私の訪問を心待ちにしてくれている方がいらっしゃるのでいつも楽しく仕事ができています。この楽しみはご利用者様と同じく私自身の“生きがい”にもつながると思うので、お互いにそれを感じられていることが嬉しいです。
(古河真利)
 

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介護美容 陽だまり

〒675-0143 兵庫県加古郡

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