濱中　新大阪カイロプラクティック院の今村院長は、日本のカイロプラクティック業界の第一人者である先生の施術を体験し、この道に入られたそうですね。カイロプラクティックと聞くと、ボキボキと骨を鳴らして行う痛いイメージがあります。
 
今村　理論・科学に従い、正しく技術を習得した人の施術なら痛くも怖くもないですよ（笑）。カイロプラクティックはアメリカ発祥の脊椎矯正手技療法で、末梢神経を中心とした神経伝達に注目し、神経圧迫を起こしている骨の歪みやずれを矯正して神経伝達機能の改善を図ります。そうして体のバランスを整え、自然治癒力を上げていくのです。
 
濱中　骨に歪みやずれがあると、脳からの指令伝達が悪くなり、体の機能や免疫力が落ちて病気・腰痛などが起きるわけですね。ちなみに今村院長がかつてカイロプラクティックを受けられた際には、何か変化がありましたか？
 
今村　私の場合、腰痛とアトピー性皮膚炎が改善しました。私は小学生の頃から皮膚科に通ってさまざまなアトピー治療法を試みましたが治らず、ステロイド外用薬の副作用などもあって皮膚も黒ずみました。ところが、施術を受けてから徐々に改善し、黒ずみも消えたのです。
 
濱中　えっ、アトピーが改善されたのですか！
 
今村　はい。私にはアトピーに影響する神経圧迫があり、そこを矯正していただきました。神経圧迫は体の表面温度を計る機器「ナーボスコープ」と触診で見つけます。神経圧迫がある箇所は毛細血管が不調になり、温度にも左右差が生じるので、そこを見つけて施術するんです。当院でも理論に基づいた安全な施術をするため、ナーボスコープを導入していますよ。もちろん、お一人おひとり痛み方や症状は違いますし体のバランスも異なりますから、個々に合わせたアプローチや施術をしていきます。