亀山　野球でも、理論を体系的にしっかり学び、まずは実践することで、自分に合う・合わないがわかります。失敗を糧に、自分のスタイルをつくることが大切なんです。大谷選手の二刀流も、試行錯誤を経て成り立っているわけですからね。投資も同じなのでしょう。澤村社長は、今まさに“健康”と“資産運用”の家庭教師の二刀流ですよね。2つのお仕事に、どのような姿勢で取り組まれているんですか？
 
澤村　健康とお金って、実は密接に結び付いています。どちらも生活するにあたって、なくてはならないものであり、お一人おひとりのライフスタイルによって、正解がまったく異なるものでもあるんですよね。
 
亀山　と、おっしゃいますと？
 
澤村　亀山さんも、医療保険の見直しを勧められたことがおありでしょう？　でも、その保険がその人に本当に必要かどうかは、慎重に見極めないとわかりません。人によっては、「その保険に入るよりその保険に使う金額を資産運用したほうが良い」という場合も少なくありません。さらに、所属する会社の健康組合ですでにカバーされていることも多く、無駄にお金を費やしてしまっている方も多く見受けられます。逆に、がんや循環器系の病気の方などがご家族にいらっしゃれば、リスクの程度を考えて必要な医療保険に入っておいたほうが良い場合もあります。生活スタイルや健康不安、勤務状況や資産レベルと将来の理想によって選択すべき手段は異なります。
 
亀山　ケースバイケース、というわけですね。