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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

子どもの未来をつなぐ 安全農法の野菜を給食に
NPO法人ゆめプロ/ほっとまるちゃん 代表 小笹霞

※営業目的のお電話は固くお断りいたします。
 
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インタビュアー 亀山つとむ(野球解説者)
亀山 2021年に開業されたゆめプロさんの畑にお邪魔しています。農薬・化学肥料を使わない農業に取り組み、地域の保育園の給食に循環させておられるそうですね。どのようなきっかけで活動を始められたのでしょう?
 
小笹 認知症で入院した祖母に対する病院の医療環境に衝撃を受けたことが大きかったですね。病について調べると、その多くが“食”と密接に関係しているとわかったので、試しに我が家の食事内容を変えました。すると1ヶ月後に劇的に体調が良くなったんです。
 
亀山 それはすごい! 無農薬や無添加の食材を取り入れられたのでしょうか?
 
小笹 はい。しょう油や味噌なども昔ながらの製法でつくられたものを使い、食事内容も肉を減らして魚と野菜を増やしました。その一方で、1歳の長女が通う保育園の給食のパンの原材料を確認すると添加物が多く含まれており、他のメニューにも化学調味料がたくさん使われていることを知り、給食を変える決意をしたんです。
 
亀山 給食を変える決意をして、最初にしたことは?
 
小笹 地域のイベントで“食”について熱弁し賛同者を募ると、初日、ゆめプロ活動で使用する休耕地に50人以上の方が集まってくださいました。あの時の感動は忘れられません。
 
亀山 そうして農薬や化学肥料不使用の野菜を畑でつくり、地域の給食に届ける仕組みづくりをされたのですね。
 
小笹 地域の方のご協力で柏原市の休耕地を見つけられたので、畑への再生から始めました。2022年に収穫したジャガイモ・タマネギを民間の保育園さんに納入することが決まり、現在は民間の給食会社さんの他にも、新しい会社とのプロジェクトも準備中です。
 
亀山 ゆめプロ食品ブランド「ほっとまるちゃん」の「豆っとベジもっちー」は補助事業として始めたそうですね。どのよう商品なのでしょう。
 
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小笹 無農薬または減農薬の米粉、自然栽培の大豆から自家製でつくるおから、豆乳、有機麹を使った自家製甘酒などが入った栄養満点のパンのようなもっちり栄養バーで、毎月旬の野菜が入るのも特徴です。召し上がってみませんか?
 
亀山 ぜひいただきたいです。――おいしいです! 噛むほどに味が口の中に広がりますよ。
 
小笹 ありがとうございます。私たちの目標は、地産地消で食料自給率を上げてロールモデルをつくり、地域単位で実践できるよう全国展開していくこと。今は「ゆめプロ北海道」も立ち上がっていますよ。
 
亀山 3年ですごい成長ですね! お話の通り食育は重要で、子どもが何を体に取り込んで運動するかによって大きく変わります。この先も自然派食品の大切さを発信し、ゆめプロ仲間を増やしてください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
多くの方と出会えることです。この仕事を通じてお会いする方はみなさんエネルギッシュで、キラキラと輝いています。そういった方々と同じ思いを持って一緒に前進していけるのが楽しいです。
(小笹霞)
 

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