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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

食と住で地域を支える 街づくりのプロデュース
株式会社ケーウィル 代表取締役社長 賀川裕司

※営業目的のお電話は固くお断りいたします。
 
プロフィール 群馬県出身。大学卒業後、大手電子部品メーカーに入社。長年勤務する中で、マーケティングやマネジメントの知見を得る。定年退職を機に起業し、2023年6月に、(株)ケーウィルを設立した。現在は地域貢献を目指した街づくりに取り組み、群馬県前橋市に蒼海宿と名付けられた民家や賃貸住宅、店舗などからなる地区を企画・開発。同地区内にある惣菜店、蒼海宿あかりの運営も行っている。【ホームページ
 
 
 
経営コンサルティングやマーケティングなどを手がける株式会社ケーウィル。代表取締役社長を務める賀川裕司氏は、大手電子部品メーカーで定年まで勤め上げた経歴の持ち主だ。前職において長年、世界の大手企業を顧客としてきた賀川社長は、「一般のお客様の笑顔を見たい」という強い思いから起業したという。古くから伝統と新しい価値観の融合、そして人と人とのつながりを大切にしていると語る賀川社長の、仕事にかける熱い思いを聞いた。
 
 
 

歴史と和の雰囲気を感じさせる街づくり

 
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インタビュアー 石黒彩 (元モーニング娘。)
石黒 本日は、群馬県で経営コンサルティングやマーケティングなどの事業を行う株式会社ケーウィルさんが運営する、テイクアウト専門の飲食店「蒼海宿あかり」の物見やぐらスペースにお邪魔しています。このお店を含めた周辺の一画に立っている建物には瓦屋根や漆喰のようなたたずまい等が施されていて、和風のつくりですね。すべてケーウィルさんがプロデュースしているとお聞きしました。
 
賀川 そうなんです。弊社では会社の設立前からこの一画を「蒼海宿」と呼んでおり、「和と園の憩のまち」というコンセプトで、地元の企業とのつながりで宮大工の伝統技術と現代の建築技術を取り入れて建物を設計しました。というのも、もともとこの辺りには蒼海城や前橋城といった城跡が残る、非常に歴史ある地域なんです。その伝統的な文化や、養蚕業が盛んであった名残のある地域性を今後も残していきたいという思いから、和風のデザインに統一した街づくりをしています。
 
石黒 歴史のロマンを感じさせる素敵な地域なんですね。とりわけ、このような展望台のあるお店は非常に珍しくてワクワクします!
 
賀川 実はこの物見やぐらは、昔お城に住んでいた殿様と同じ目線になれたらおもしろいだろうと思ってつくりました(笑)。天気が良い日は群馬県のみならず、長野県までの山々が一望できますよ。
 
石黒 それはすごく気持ちが良いでしょうね。ケーウィルさんが企画する街づくりにますます興味が湧いてきました!