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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

刑事事件の被疑者を守り
人生を変える法律事務所

 

電話受付から一人でフットワーク軽く対応

 
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高山 ですから私は、お電話をいただいたらすぐに留置場まで面会に行き、被疑者本人に必要のないことはしゃべらない、調書にもサインをしないなど勾留中の対応をアドバイスしています。刑事弁護では知識や経験も重要であるものの、何よりも大事なのはフットワークの軽さなんですよ。
 
畑山 被疑者の家族にしてみれば、警察から急に「身内を逮捕した」という連絡が入るとパニックになってしまいますよね。藁にも縋る思いで高山代表に電話をしてくるのだから、すばやく駆け付けてくださるだけでも大きな安心感を得られます。
 
高山 ええ、ですから当事務所はスタッフを雇用していません。ご相談をいただいたら可能な限り早く動けるよう私の携帯番号につながるようにしていますし、受付から事務まですべて一人で行っているんです。また、弁護のご依頼は基本的に断りません。
 
畑山 それは本当にありがたい。多くの方に高山代表の存在を知ってもらいたいですよ。
 
高山 そうですね。身内が犯罪の加害者になる。あるいは冤罪でいきなり逮捕されてしまう。こうした事態を普通の方は想像できませんよね。ですから、万が一の際に頼れる弁護士がいるということだけでも頭の片隅に入れておくと安心だと思います。
 
畑山 警察に逮捕されたから有罪というわけではない。このことも知っておくべきですね。
 
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高山 畑山さんのおっしゃる通りです。ただ、被疑者として逮捕されると最長20日間も留置場に勾留されます。その間に勤めていた会社を解雇されるなどさまざまな不利益が発生するんですよ。もちろん検察に起訴され裁判になると勾留が長期化し不利益も増える一方です。ですから、私が最も重視するのは事件そのものを不起訴にすることなんです。
 
畑山 それにはどのような方法があるのでしょうか。
 
高山 例えば万引きの場合なら、お店に被害を弁償し反省文も提出するなど、誠心誠意の謝罪で被害店舗と示談できるように働きかけます。否認事件では、犯行現場に実際に行き、犯行の立証が可能なのか、周囲の状況を確認することもあります。そのように私の仕事のほとんどは泥臭いものです。毎日、関西圏を走り回って汗をかいています。