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38歳で弁護士になり刑事事件の弁護に専念
高山 大阪出身の私は高校卒業後、フリーターになりまして。アルバイトでお金を貯めては、アジアを中心にさまざまな国や地域を旅してきました。また、26歳のときには両親が経営する居酒屋と和食店を引き継ぎ、経営を立て直すなど、私の20代は本当にやりたいことは何なのか模索する時期でした。
畑山 ここまで、弁護士や法律という言葉がまったく出てきませんね(笑)。
高山 そうですね(笑)。もともと私は、裁判をテーマにした映画が大好きでした。心機一転、弁護士を目指したのはそれが理由の一つなんですよ(笑)。30歳で大学に入学し法科大学院まで進み、38歳で司法試験に挑戦しまして。おかげさまで一度目の試験で合格しました。弁護士登録をして2015年から中規模の法律事務所に勤務し、ここでは主に交通事故や債務整理などにかかわってきました。2020年に独立し当事務所を開業してからは、ほぼ刑事事件の弁護に専念しています。
畑山 まさに異色のご経歴ですね。でも、放浪の時期を経て人生の機敏を熟知した弁護士さんなら安心して相談できますよ。ところで高山代表の役目は犯罪の被疑者を弁護することですよね。具体的には誰からどのような流れで相談を受けるのでしょう。
高山 痴漢・盗撮などの性犯罪、暴行・傷害、強盗・殺人、違法薬物、詐欺など事件の種類は本当にさまざまです。いずれにしろ刑事事件では、まず、警察に逮捕された被疑者から直接弁護士に連絡が来ることもありますが、多くは被疑者のご家族が弁護士を探します。そして、刑事弁護を多く手がけている私を見つけてお電話をくださるんですよ。このときすでに被疑者本人は留置場で身柄を拘束されています。
畑山 もし、冤罪だった場合を考えるとすみやかな対応が求められますね。
高山 おっしゃる通りです。身に覚えがないと訴えているのに警察が認めない。仕方なく自白調書にサインをしてしまうと取り返しのつかないことになってしまうんですよ。