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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

人を育て、大切にする
シーリング工事会社

 

経営者の視点を持った職人の育成に注力

 
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宮地 同業他社にはないトラストシーリングさんならではの取り組みについても教えてください。
 
大久保 スタッフに月給制を導入していることですね。建設業界では日給制の、いわゆる日雇い労働の体制を取っている業者が多いので、弊社のような働き方をしている会社は珍しいかもしれません。しかし日給制ですと、例えば外壁塗装工事は雨が降ると工事ができなくなってしまうので、施工を中断せざるを得なくなってしまいます。すると、その分の給与も減ってしまい、安定した生活が送れなくなってしまう可能性があるわけです。そこで弊社では、固定給として毎月給与を支払う体制を築いています。そのうえで、室内の仕事も積極的に受注して天候に左右されない安定的な仕事をこなし、会社として収益を確保することでスタッフに還元できるようにしているんですよ。
 
宮地 経営者としての観点を持ちながら、スタッフさんが安定した生活が送れるように尽力する姿勢は素晴らしいと思います。スタッフさんたちも安心して働くことができますよね。ほかに力を入れていることはありますか?
 
大久保 人材育成にも力を入れていますね。弊社には、創業当初から長きにわたって私の右腕としてサポートしてくれている職人がいまして。彼は高度な施工技術を身に付けているのはもちろんのこと、営業を行って仕事のご依頼を取り付ける段階から、経営者の目線で行動できるため、私も厚い信頼を置いているんです。
 
宮地 まさに、大久保社長がお若い頃に学んだノウハウを伝授していらっしゃるわけですか。
 
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大久保 そうですね。ただ、私がノウハウを教えるというよりも、私自身も一緒に成長している感覚で仕事をしています。そのうえで、私は経営者としてのノウハウを持った職人たちの独立をサポートしていきたいと考えているんです。というのも、信頼の置ける協力業者が増えれば、互いに協力し合いながら仕事のクオリティを向上させるとともに、より多くの仕事をこなせるようになりますからね。
 
宮地 なるほど。お互いにwin-winの関係をつくれるでしょうし、お客さんにとっても良いことづくめですね!