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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

あおばなの未来を開拓 “草津ブルー”の伝承者
特定非営利活動法人青花製彩 代表 峯松孝好

※営業目的のお電話は固くお断りいたします。
 
プロフィール 滋賀県出身。飲食店を営む両親のもとで育ち、専門学校卒業後は店長に。アルバイトの学生があおばなについて卒業論文を書いていたことで興味を持ち、自身で栽培を始める。その後、あおばな農家の中村繁男氏に弟子入りし、2年間飲食店経営とあおばな栽培の二刀流で活動。あおばな農家が減り後継者がいないことから、あおばなを次世代に残すため、2022年2月に(特非)青花製彩を立ち上げた。
 
 
 
あおばな農家の後継者不足に危機感を抱き、特定非営利活動法人青花製彩を立ち上げた峯松孝好代表。あおばなの未来を切り拓くべく、あおばなの鮮やかな発色や特色を生かした商品開発やあおばな畑の運営、イベントを行っている。あおばな畑が草津のシンボルとなることを願い挑戦を続けている峯松代表に、NPO法人設立の経緯から、あおばなへの思い、そして今後のビジョンまで熱く語ってもらった。
 
 
 

あおばなに可能性を感じてNPO法人を設立

 
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インタビュアー タージン(タレント)
タージン あおばな畑の運営やあおばなを使ったイベント企画などを行う特定非営利活動法人青花製彩さん。まずは、峯松代表のこれまでの歩みやあおばなを知ったきっかけから教えていただけますか?
 
峯松 両親が飲食店を経営していて、専門学校卒業後は店長をしていました。4~5年勤める中で、アルバイトの子があおばなについて卒業論文を書くという話を聞いたんです。そこから、あおばな農家の後継者がいなくて困っているという現状を知りまして。興味が湧いて、2週間後には種を手に入れて自分であおばなを栽培してみることにしました。それからはあおばな農家の中村繁男さんに弟子入りし、2年間、飲食店経営とあおばな栽培の二刀流で活動していたんです。
 
タージン 興味が湧いてから2週間後に自身で栽培も始めるとは、峯松代表はものすごいバイタリティをお持ちですね! 独立に至ったきっかけも気になりますよ。
 
峯松 早朝から一つ一つ手作業で花を摘む作業は大変だったものの、2年間休むことなく通い続けた結果、中村さんから「あとはお前にあおばなを任せたぞ」という言葉をいただいたんです。それで「あおばなを守らなければ」という覚悟と責任が生まれました。あおばなの性質やきれいな発色に可能性を感じましたし、また次の世代にあおばなを残すためのコミュニティをつくるべく、2022年2月に特定非営利活動法人青花製彩を立ち上げ現在に至ります。