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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

25年以上の経験を持つ
エレベーター工事のプロ

 

1000台以上の施工をしてきた大ベテラン

 
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水谷 エレベーターは鋼材や鉄でできている外側の枠組み部分は比較的長く持つものの、基盤や電線、モーターといった電気部品が経年劣化で内側から傷んでくるため、一般的に20年から25年ほどで部品交換が必要になるんですよ。機械である以上、必ず不具合が出てきます。また、人が乗り込む箱を支えるワイヤーロープは、その重さに耐える強度を維持するためにも7~10年ほどで交換が必要になり、さらに海沿いの地域だと塩害があるので、より短期間で交換が必要になります。
 
矢部 エレベーター改修といっても内装や操作パネルではなく、その裏側の電気系統や耐久性の部分の改修がご専門であると。エレベーターを安心して使えるのは当たり前ではなく、見えない部分を技術者の方が整備してくださっているおかげなんですね。水谷代表は、これまでどれくらいのエレベーターの施工を手がけてこられたんですか?
 
水谷 ざっと1000台以上でしょうか。
 
矢部 1000台ですか! すごい数ですね!
 
水谷 もともとは大手電機メーカーの下請けとして、そのメーカーのエレベーターの施工を手がけていました。今は独立系のメンテナンス会社さんと提携し、メーカーを問わず施工するようになったんです。エレベーターの仕組みは基本的には同じですから、1000台も関われば、どんな機種にも対応できますよ。
 
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矢部 さすが業界歴25年以上の大ベテラン! さまざまなメーカーのエレベーターを施工する中で、何か感じたことや気付いたことはありますか?
 
水谷 世の中にあるエレベーターの数に対して、私のような専門的な技術者が圧倒的に少ないことです。この仕事自体があまり知られていないため、内容がイメージしにくいのも原因の一つでしょう。ただ、エレベーターは高層ビルが立ち並ぶ現代社会にとって必要不可欠ですから、技術者が増えてほしいです。
 
矢部 しかも数年おきに改修が必要となると、お仕事がなくなることはないでしょうね。
 
水谷 そうですね。ありがたいことに弊社がお仕事を多くいただけているのも、技術者が少ない中で、弊社スタッフの力量を認めていただけているからだと自負しています。弊社としても、クライアント様に信頼してもらえる技術者を増やしていきたいですね。