インタビュアー 亀山つとむ（野球解説者）
高須加 私は社会人一歩目でジュエリー会社に入社しました。当時は宝石の職人になろうとは思っていなかったものの、良い先生に巡り会い、仕入れから加工技術まで仕事のいろはを学んだんです。そうして次第にジュエリーに興味を持ち、30歳のときにジュエリーコーヨーとして独立しました。業界歴で言うともう40年くらいになりますね。
亀山 これは驚きました。まさに業界一筋のベテラン職人さんでいらっしゃるのですね。あらためて、具体的な仕事内容についてもお聞かせください。
高須加 指輪やブローチ、ペンダントなどオリジナルのジュエリーを制作しています。ジュエリーを一から制作することもありますし、「こういうものがほしい」とデザインをお持ちでいらっしゃるお客様からご依頼いただくこともあります。その際には、手書きでデザインを描いてヒアリングを重ねながら、完成のイメージをつくりあげていくんです。
顧客の要望に寄り添い、手書きでデザインを作成
高須加 ありがとうございます。「デザインは高須加さんにお任せします」とデザインのすべてをお任せいただくご依頼もありますし、ご両親やおばあ様の代から引き継いだジュエリーを「今風にアレンジしてほしい」といったご依頼もあるんですよ。どちらの場合もデザインや使用目的などのヒアリングをしっかりと行い、納期の目標を共有するようにしています。一人ひとりのお客様に合わせて丁寧につくりあげているんです。
亀山 長年ジュエリー業界に携わってきた高須加代表が、デザインから制作までワンストップで対応していらっしゃるのは、ジュエリーコーヨーさんの大きな強みだと思います。世界に一つしかないデザインですから、贅沢感があるでしょうね。
