治療とトレーニングの両面で患者をサポート
池西 もともと私は小学生の頃から、サッカーとスキーのモーグルを中心に水泳、空手などさまざまなスポーツに熱中していました。高校生になるとハンドボール部に入り、レギュラーの座を掴むことができたんです。ところが、全国大会の大阪予選の直前に肩をケガしてしまい、出場できなくなってしまいまして・・・。しかも、その後の半年ほどで肘、足首と次々に故障し、精神的にもスランプに陥り不完全燃焼のまま引退しました。
小倉 それは悔しかったでしょう。私も現役時代ケガで苦しんだ経験があるので、池西院長の気持ちが痛いほど伝わってきます。アスリートはケガをしても試合に出たいと思うものです。ですから、誰かがブレーキをかけないと選手生命が縮まる恐れがあるので、実際に悔しい体験をされて、ケガをした当事者の気持ちがよくわかる池西院長の存在は貴重ですよ。
池西 ありがとうございます。それからは、誰にも自分と同じような後悔をさせたくない――そう決意し、治療中にスポーツトレーナーという職業を知り専門学校へ進学したんです。勉強しながら独立に向けて修業を積み、柔道整復師と鍼灸師の国家資格も取得して、2013年、26歳で当院を開業しました。