地域社会に根付いた会社の経営を任され9年
道傳 この会社は、祖父が創業した仕事を父が引き継いで今の姿に育て上げ、9年前の2015年からは私が3代目として経営に携わっています。家族が代々やっている会社で働くのは不自由なイメージもあるかもしれません。ですが、私の場合はそんなことなくて、学生の頃から「ここを継ぐんだろうな」となんとなく思っていたので、すんなり受け入れられました。小さい時から親の働く様子を見てきて、道傳設備の環境を身近に感じていたからかもしれませんね。
矢部 外の看板も目立ちますし、いかにも地域に根付いた設備会社という感じがします。
道傳 建物は大きく見えますけど、社員11人の小さな会社です。地域の方には設備屋としての認識よりも、むしろ除雪屋さんとしておなじみかもしれませんね(笑)。
矢部 え、除雪もされるんですか!?
道傳 はい。私は除雪車の運転ができますので、役所から依頼があると出動するんです。実は会社で事務をしてくれている妻も運転ができるんですよ。でも、今年の冬は雪が少なくて出番が少なかったですね。
矢部 私は北海道出身ですので、雪の大変さは良くわかります。奥様も除雪車を運転なさるとはびっくりしました(笑)。