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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

一期一会を大切にする 
伝統のピザ専門店

 

石窯で焼き上げた本格ピザが大人気!

 
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ウッディーな雰囲気のお店で本格ピザが味わえる!
濱中 確かに、こうした自然いっぱいの空間で本格的なピザを楽しめるお店はそうそうありませんよ。ロケーションはもちろん、ウッディーなお店の雰囲気もいいですよね。Kuwa Monpeさんでは石窯で焼き上げた本格ピザが看板メニューだとか。
 
榎本 はい。当店はピザ専門店で大きな窯で焼き上げるピザが名物なんですよ。人気メニューは 4種のチーズが楽しめる クアトロフォルマッジ、トマトソース、モッツァレラ、バジルのシンプルなマルゲリータ、あとは季節限定メニューの キノコのピザです。他にも、パスタやスープ、デザートも充実していますよ。
 
濱中 たくさんメニューがあって魅力的ですね。どれもおいしそうだ。ピザはお祖父様の創業当初から変わっていないんですか?
 
榎本 生地に関しては代々改良を重ねていますが、ピザソースはずっと変わっていないんですよ。当店のベースにあるのは、祖父の味なんです。
 
濱中 お祖父様のつくられた味を変えずに受け継がれているんですね。何年も足を運ぶお客さんもいるのでは?
 
榎本    ありがたいことに、祖父の代から来てくれるお客様もおられます。その分、プレッシャーもありました。濱中さんにお聞きしたいことがありまして、現役時代はどのようにしてプレッシャーを乗り越えてこられましたか?
 
濱中 私のプロ野球選手時代は前向きにいようと思っても、落ち込むことがありました。そこで決めていたのは、試合で打てなくてへこんでいてもその日の12時までには切り替えるということ。次の日になっても落ち込んでいる選手も中にはいました。でも、私はそうした切り替えを大事にしていたので前向きになることができたんです。
 
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榎本 そうなんですね。私は年間で言うと1万枚から2万枚ものピザを焼いていますが、目の前のお客様に出すのは1枚だけです。ですから祖父には、「1枚に絶対妥協をするな」と教わっていたんです。「これでいいのかと常に問いなさい」と言われていたので、今でもピザ1枚に妥協することはありません。
 
濱中 ピザ1枚1枚に気持ちを込めて焼き上げているんですね。私もそのお考えに共感できます。プロ野球の年間試合は143試合あっても、その日に見に来る人にとってはその1日だけかもしれないですよね。そうした1日見に来てくれているお客さんのためにも、絶対に手を抜いたらいけないと常に思っていました。お祖父様の教えはとても響きます。