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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

若い感性とチーム力で 斬新なリフォームを提案
林建築工房。 代表 林隆誠

 
プロフィール 兵庫県出身。大学時代、建設業のアルバイトで北海道の現場に長期滞在するなどさまざまな経験を積む。その後、サンフランシスコに留学中、アメリカ西海岸の印象的な建物に刺激を受けて建築の仕事に就くこと決意。帰国後、工務店に就職し現場監督も務めた。勤務先の社長の後押しもあり、2023年8月に29歳の若さで独立。林建築工房。を立ち上げ、若い感性を生かしたデザインを強みに業績を伸ばしている。【ホームページ
 
 
 
神戸市須磨区の「林建築工房。」は、住宅や店舗のリフォーム、リノベーションなど“家に関わることすべて”を手がける工務店だ。アメリカの大学で心理学を学び、大好きな建築の世界に飛び込んだ林隆誠代表は、固定観念にとらわれないアイデアと、職人など仲間たちとの絆の強さが何よりの強みと語る。これからも目の前の利益を追わず顧客と真摯に向き合い、一つずつ仕事をこなしたいと目を輝かせる、林代表の魅力と実力に迫った。
 
 
 

留学で心理学を学び好きだった建築の世界に

 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 神戸市須磨区を拠点にご活躍中の林建築工房。さん。今日はとても素敵なショールームでもあるご自宅兼事務所にお邪魔しています。ゆったりとくつろげる空間ですね。
 
 ありがとうございます。戸建住宅・マンション・店舗のリフォームやリノベーションを中心に事業を展開しており、ご依頼をいただければ全国どこでも施工にうかがいますよ。お渡しした名刺にも書いてあるように、「家に関わることすべて」が私どもの仕事です。
 
畑山 対応している分野が幅広いのは心強い限りです。事業について詳しくうかがう前に、まずは林代表の歩みから紐解いていきましょう。
 
 私は子どもの頃からものづくりが好きで、大学で英語とコミュニケーションを学びながら建設業界のアルバイトに精を出していました。北海道の現場に長期滞在し、さまざまな経験を積んだんです。卒業後はサンフランシスコの大学に留学し、心理学を学びました。
 
畑山 心理学ですか! 想像していたプロフィールとはまったく異なるので驚きました。
 
 そうですよね(笑)。でも、心理学を勉強したことは、現在、お客様との打ち合わせや職人との意思疎通で大いに役立っています。また、滞在中にアメリカ西海岸の印象的な建物に刺激を受けたことで、建築の仕事をしようと決意したんです。25歳で帰国し、知り合いが経営する工務店に入社して現場監督を務め、見積もりから施工管理までこなしてきました。