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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

柔軟性とアレンジ力で 生活を彩る花を届ける
有限会社京花園 代表取締役 松永旭紘

 
プロフィール (まつなが あきひろ)京都府出身。15歳の頃、家業の生花店に勤めていた父が独立して起業し、母と夫婦二人三脚で店を切り盛りする姿を見て育つ。花に囲まれて育った環境もあり、自然と父と同じ道へ。アレンジなどの腕を磨き、父亡き後、(有)京花園の2代目に就任した。生花の小売りはもちろん冠婚葬祭や店舗のお祝い事・イベント向けのアレンジフラワーも好評で、祇園の飲食店からも信頼を得ている。【Instagram
 
 
 
祇園の飲食店からもアレンジフラワーの注文が殺到する生花店――それが京都市北区の有限会社京花園だ。2代目の松永旭紘代表取締役は自身が中学生の頃に開業した父の背中を見て成長。自然な流れで後を継いだと語る。女性スタッフの意見も積極的に取り入れながら、見事にアレンジした花を届け続ける松永社長は、30年を超える店の歴史を背負いながら、何事にも臆せずチャレンジする姿勢で次の時代を見据えていた。
 
 
 

祇園の飲食店からも贔屓にされる京の生花店

 
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インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
狩野 京都市北区の有限会社京花園さんは生花店ということで、店内はきれいなお花でいっぱいですね。本当に見事です。
 
松永 ありがとうございます。弊社は生花の小売りはもちろんのこと、冠婚葬祭や店舗のお祝い事・イベントで毎日のようにアレンジフラワーをお届けしています。ここ十数年は、祇園の飲食店さんからもご贔屓にしていただいているんですよ。
 
狩野 祇園のお店がお得意さんとは驚きました。京花園さんのレベルの高さがよくわかりますよ。それでは、あらためてお店の歴史を教えていただけますか。
 
松永 もともと弊社は、実家の生花店に勤めていた私の父が1994年に独立し、母と二人で立ち上げました。オープン当初は太秦のあたりに店があり、当時、私は15歳でした。現在地に移転したのは、その5年ぐらい後です。残念ながら父は2014年に亡くなってしまい、その後は2代目の私が母やスタッフと力を合わせながら切り盛りしています。
 
狩野 実家での仕事に飽き足らず独立したお父様は、どのような経営者だったのでしょう。
 
松永 新しいことチャレンジするのが好きな性格でしたね。物事を「こうだ」と決めつけるのではなく、自分の刺激になることならなんでも挑戦する人だったんです。なので、私も自然と何事も枠にとらわれずにチャレンジするようになりました。
 
狩野 そのお父様譲りの勇気が、事業を継続する原動力になってきたのでしょうね!