祇園の飲食店からも贔屓にされる京の生花店
松永 ありがとうございます。弊社は生花の小売りはもちろんのこと、冠婚葬祭や店舗のお祝い事・イベントで毎日のようにアレンジフラワーをお届けしています。ここ十数年は、祇園の飲食店さんからもご贔屓にしていただいているんですよ。
狩野 祇園のお店がお得意さんとは驚きました。京花園さんのレベルの高さがよくわかりますよ。それでは、あらためてお店の歴史を教えていただけますか。
松永 もともと弊社は、実家の生花店に勤めていた私の父が1994年に独立し、母と二人で立ち上げました。オープン当初は太秦のあたりに店があり、当時、私は15歳でした。現在地に移転したのは、その5年ぐらい後です。残念ながら父は2014年に亡くなってしまい、その後は2代目の私が母やスタッフと力を合わせながら切り盛りしています。
狩野 実家での仕事に飽き足らず独立したお父様は、どのような経営者だったのでしょう。
松永 新しいことチャレンジするのが好きな性格でしたね。物事を「こうだ」と決めつけるのではなく、自分の刺激になることならなんでも挑戦する人だったんです。なので、私も自然と何事も枠にとらわれずにチャレンジするようになりました。
狩野 そのお父様譲りの勇気が、事業を継続する原動力になってきたのでしょうね!