千葉　これまでのお話をうかがって、髙橋社長のお仕事に対する熱意が伝わってきました。これからの目標についてもぜひ教えてください。
 
髙橋　水道工事の業界で活躍する女性を、もっと増やしていきたいですね。そのためにも、まずは女性の方に水道工事の仕事を知ってもらうため、キッチンなどの水回りの手入れを学べる場所を設けたいと思います。それから、現場の作業着なども女性が着てみたいと思えるような色やデザインを取り入れ、女性が働きやすい環境を整えていきたいです。そして、水道工事に興味を持つ女性の方を増やし、いずれは女性だけのチームもつくりたいですね。
 
千葉　女性が活躍する水道工事会社というのは、とても素敵だと思います！　ほかに、挑戦してみたいことはありますか？
 
髙橋　女性が働きやすい環境をつくる取り組みに関連し、生理痛や月経障害など女性特有の身体の悩みや健康の問題を解決する、フェムケアの活動にも力を入れていきたいと考えています。お話しした通り、私は以前、エステティシャンの仕事もしていました。その経験を活かして現在も、骨盤矯正で女性の身体の調子を整えるフェムケア矯正師としての活動も行っているんです。女性は重い生理痛に悩んでおられる方や、更年期障害に悩む高齢者の方など、なかなか他人に相談しづらい身体の悩みを抱えていることが多いですからね。
 
千葉　私も陸上競技を始めた高校時代から引退する30歳まで、一度も生理が来ない無月経の症状に悩まされていました。身近に相談できる人がおらず、症状をずっと放置してしまった経験があるので、髙橋社長のフェムケアの活動は素晴らしいと思いますね。