千葉　髙橋社長は業界歴20年の大ベテランだとお聞きしました。社会人となってからずっと水道工事の業界でお仕事をしてこられたんですか？
 
髙橋　いえ、実を言いますと、私はもともとエステティシャンをしていたんですよ。その後、経理・事務担当として水道会社に転職し、次第に私自身も現場で工事を行うようになったんです。そこで施工の経験を積み、6年ほど勤務しました。ただ、その時はまた別の業界の仕事に就きたいと考えていて、退職することにしたんです。ところが、水道工事の現場では職人さんが不足しており、退職後も多くの現場から工事を手伝ってほしいと頼まれまして。そこで、私の力で何か水道工事の業界に貢献できることがあるならばと、自ら会社を設立することにしたんです。
 
千葉　業界の力になりたいという思いが、会社の設立につながったんですね。先ほどのお話にもあったように、女性が水道工事会社を運営しておられると、同じ女性のお客さんも安心して依頼できそうです。
 
髙橋　おっしゃる通り、女性のお客様から相談を受けることはとても多いですね。やはり女性の方が炊事や洗濯などの水回りの作業をすることが多く、水道設備のリフォームにも意欲的なんです。私も同じ女性として、どうすれば水回りの作業が楽になるかを考えながら工事の計画を立てていきます。ただ、机上で図面を描けるだけではダメなので、お客様の実際の生活をイメージしたうえで要望を実現できる工夫を加えていくことが大事です。そうすれば、よりご満足ただける仕上がりになるんですよ。
 
千葉　女性の目線だからこそ、生活で便利になるよう工夫できるんでしょうね。要望に対して親身に対応してくれると、お客さんも嬉しいと思います。