内田　ありがとうございます。実は、私は世の中の常識が変わるような施術を行っていまして。硬くなった身体をほぐし、ゆがみを矯正するために行うことが従来のストレッチの常識だと思います。しかし、それでは怪我をしやすくなり、逆効果になるケースをたくさん見てきました。そのため当院では、硬くこわばっている筋肉を伸ばすのではなく、さらに縮める施術を行います。筋肉が硬くなるのは、身体を守ろうとする反応です。それを無理に伸ばすのではなく、筋肉が求める部分まで縮めてあげます。そうすることで、自然と元の柔らかさに戻り、怪我をしにくいしなやかな身体をつくり上げられます。
 
亀山　目から鱗の施術法です！　アスリートは日々怪我の予防のためにもトレーニングに取り組んでいます。でも、ウェイトトレーニングとは真逆の考えで、しなやかな筋肉をつくり上げるほうが、怪我の予防になるのかもしれません。元メジャーリーガーのイチロー選手のようですね！
 
内田　おっしゃる通りです。機材を使うのではなく、自重でトレーニングすることによって自然でしなやかな筋肉になると考えています。私は、プロスポーツ選手が怪我で引退するという記事を見るたびに「私なら救えたかもしれないのに」と、もどかしさを感じています。プロになるまで努力を続けた人が、怪我で一生を棒に振るのは言葉にできない悲しさがありますから。スポーツによって、活躍できる年齢の期間が大体決まっていることもありますが、そういった常識も覆していきたいです。
 
亀山　内田代表の革命的な施術は、野球界でも常識になってほしいですよ。私も現役時代は肩や腰の怪我に苦しんできましたから、あの頃に内田代表に出会えていたらと思いました。