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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

奥深い“焼き”の技術
本格うなぎをお手頃に!

 
 
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濵島 料理で皆を幸せにしたいと思い、子どもの頃から寿司職人を志していたんですよ。その後、中学生の頃にテレビ番組の影響でフランス料理の未知の味を経験したくなりました。フレンチを学ぶにつれて各国の料理を研究することに意欲を燃やすようになったものの、熱意とは裏腹に、料理はもっと親しみやすい存在であるべきではないかと思うようにもなりました。
 
矢部 確かに、3つ星の高級フレンチは素敵だけれど、日本人の感じる「おいしさ」とは少し違う部分もあるのかもしれませんね。
 
濵島 そんなとき、先ほどのタレを伝授してくれた老舗うなぎ店の大将と出会いました。うなぎの“焼き”は本当に奥深くて、「うなぎってこんなにおいしかったんだ」と驚いたんですよ。この奥深さをもっと知ってほしい、そして気軽に楽しめる料理として広めたいという思いで、店を始めました。
 
矢部 なるほど。本当にこちらのうなぎの焼き加減は絶妙ですし、添えてある漬物までおいしかったです。もしかして、漬物もお手製ですか?
 
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濵島 ええ、自家農園で栽培した安心・安全な野菜を使っています。これは「かりもり」という瓜の漬物で、愛知県の郷土料理でもあるんです。キッチンカーでイベントに出店するにあたって、大府市のサポートもありました。大府市は自然あふれる素晴らしい土地ですから、うなぎを通して地域の活性化をお手伝いしたいという思いもあるんです。
 
矢部 うなぎからお野菜まで、食への強いこだわりを感じます。
 
濵島 うなぎが手の届かない存在になったり、最近の子どもは野菜がどうやってつくられているのか知らなかったりと、食への関心が薄れていくような気がして心配なんですよ。小さな子どもたちに食べる喜びを教えることも、料理人である私の役割だと考えています。
 
矢部 自然の中でうなぎを楽しめるなんて、大府の皆さんは幸せですよ。業界の常識や固定観念にとらわれないスタイルで、たくさんの人を料理で笑顔に導いてくださいね。
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
キッチンカーは、お客様と近い距離でコミュニケーションがとれることが魅力です。お客様と近くなればなるほど、「おいしかった、ありがとう」という言葉がストレートに伝わって、私の仕事のエネルギーになるんですよ。こうしたやりとりが楽しくて励みになります。
(濵島大輔)
 

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浜jin

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