ゼネコンと設計事務所で経験を積む
中根 はい。大学を卒業後にゼネコンに就職し、現場監督としてマンションの建設工事に携わっていました。それから3年ほど勤務したのち、戸建て住宅の設計や古民家の改修などもしてみたいと考えるようになりまして。そこで木造住宅を得意とする設計事務所に転職し、一級建築士の資格も取得しました。
鶴久 建設業界に入ろうと思われたきっかけはなんだったのでしょう。
中根 実は私の両親が、地元である浜松市で工務店を営んでおりましてね。私も小さい頃から、その道に進もうと考えていたんです。それで、設計事務所で5年ほど勤務した後、地元の地域貢献につながる仕事がしたいと思い、浜松市に戻って実家の工務店で2年半ほど仕事をしました。本来であれば、私が二代目として家業を継いだであろうとは思います。しかし、私はいろいろな業務にも挑戦したいと考え、自分自身で事業を立ち上げたんです。