B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

多彩な要素を秘めた
コワーキングスペース

 

弱い立場とされている人たちから学ぶ活動

 
glay-s1top.jpg
吉井 TAKE A NAPは本当に素敵なスペースですね。今後の展望について教えていただけますか。
 
村上 現在、チームで世界の子どもたちの教育に関わる団体との連携に注力しています。ハンディキャップのある人や海外の方が身近にいる環境で、さまざまな困難を抱える家族を支える工夫をする度、私たちもできることが増えました。私も、産後の復職に高い壁を感じたこともがあります。だからこそ、子どもを持つ女性や障がいのある方、虐待を受けた子どもたちなど、立場が弱いと言われる人が仕事に就く際に安心して働ける場所ときっかけをつくりたい。親身になって困難を取り除くお手伝いをすることで、自分たちの成長も実感します。この経験が、すべてのきっかけです。特に今は、ご縁があり、カンボジアを中心に海外と日本の子どもたちとのつながりを重視して活動しています。
 
吉井 TAKE A NAPが国際交流のイベントの場にも使われているというのは支援事業の一環でもあるんですね。
 
glay-s1top.jpg
村上 一方的な支援というより、将来に向けての国際交流・相互支援の準備でしょうか。“今”のカンボジアは教師の不足により英語や数学の教育が中心で、体育や美術の授業が少ないそうです。そこでカンボジアで絵画教室を開催したNPOから、子どもたちが描いた絵をお預かりして展覧会を開催しました。日本でも、カンボジアの子どもたちへ絵やメッセージを集めて、そのメッセージ交換を続け、継続的な交流を行います。今、日本でも教職員を目指す方が少なく、特に、プログラミングなどの先進教育の機会の不足を実感しています。“今”は“少し”カンボジアの子どもたちに足りないものを支援しているように見えますが、すでにスマホなどを持つ子も多いカンボジアですから、いずれ日本の子どもたちに教える側として、来日してもらいたいですね。国際交流や文化交流は、お互いにとって有意義な時間。今後は、バーチャル空間なども活用し、この地域や日本各地、世界をつなげる活動もしていきます。
 
吉井 バーチャルを活用すれば、いろんなことができそうです。
 
村上 リアルもバーチャルも両方必要ですね。すでに仮想空間での共同出店を進めており、介護施設や病院など、直接人と会えない状況でも、VRなどを駆使してつながれるイベントを開催します。
 
吉井 今後も多くのご縁とともに夢が広がり、事業もより多様化しそうです。さらなるご活躍を楽しみにしています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
一緒に仕事をする仲間を信頼して、好きになることです。人を巻き込んで、仲間を増やすのもいいですね。あとは、自分が背負う責任を大きくしていくほうが、真剣に仕事に取り組めますし、楽しいですよ。少し壁がある方が、仕事に限らず人生が楽しいです。
(村上愛)
 
 :: 事業所概要 :: 
  ■ 事業所名 コワーキングスペースTAKE A NAP
■ 所在地 〒173-0034 東京都板橋区幸町66-4
■ 事業内容 コミュニケーションスペース運営/イベント企画・集客・運営協力等
■ 設立 令和3年8月
■ 従業員数 2名
■ ホームページ https://takeanap.jp/
合同会社MMPR
■ 事業内容 デザイン及びWebサイト企画・制作等
■ ホームページ https://mmpr.co.jp/