八木　今回のインタビューは人材についての話が中心になってきましたね。最後に、アースメタル流・人材育成術についても教えてください。
 
英保　ゆとり世代は積極的に働かないという固定観念があるかもしれません。しかし、弊社のスタッフは本当によく働いてくれています。先ほども少し触れたように、コミュニケーションをしっかり取り、目的を共有し、働くモチベーションをうまくアップしていくのが重要です。
 
八木　英保社長は、スタッフさんの“やる気スイッチ”の入れ方が秀逸なんですよね！　スタッフさんと意思疎通するための会議はどのように行っていますか？
 
英保　ミーティング時間は1時間15分と決めています。それ以上にすると長くてだれてしまうため、決めた時間内で協議内容をまとめるようにしています。そのときに大切なのは、若手に合わせた雰囲気づくりですね。
 
八木　若手の意見を尊重しながら取り入れていく英保メソッドだ！　星野監督も長い会議を嫌っていて、10分20分ですぱっと終わるよう常に指示されていました。意見は事前に準備するよう口酸っぱく言われていたのを思い出しましたよ。ただ、若手は斬新な意見を持っていると同時に、年齢ゆえの無謀さもあるのではないでしょうか。