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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

患者様と二人三脚の施術
鍼灸の極意は思いやり

 

徹底したオーダーメイドの施術

 
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 専門学校を卒業した後は、その学校の同級生に「一緒に鍼灸院を立ち上げよう」と誘われたので、彼と院を開業しました。友人は院長、私はスタッフとして数年間、共に院を運営していたものの、やはり同じ鍼灸師でも施術スタイルには差異があるものです。それで私が目指す施術を行うには、やはり自身の手で一から鍼灸院を立ち上げなければと実感し、独立して当院を開業しました。ちなみに独立前に働いていたその鍼灸院が同じ十条にあり、そのまま十条付近で開業するか、自宅の近くに院を構えるか迷っていたところ、馴染みのあった患者様が、施術中に「私、東先生がいないとダメなんです」と突然言ってくださいましてね。独立を考えていることも開業地について悩んでいることも打ち明けたわけではないのに、です。この“天の声”のような一言に背中を押され、この十条に開業することを決めたんですよ。今は理想としていた施術をできる喜びを噛み締めながら、日々治療に当たっているところです。
 
岩崎 お話をうかがっていると、東院長は非常に責任感が強く誠実な印象です。独立後も頼りにしてくる方がいらっしゃるのは納得ですよ。きっと、いろんな症状に苦しむ方がこちらに駆け込んでくるのでしょうね。
 
 腰痛や首・肩こりをはじめとしたさまざまな不調を抱えていらっしゃる方にご来院いただいています。女性専用というわけではありませんが、生理痛や不妊など女性特有の症状改善に対応していることもあり、患者様の8割は女性ですね。特に30代以上の方が多いです。実は、私が鍼灸師になりたての頃、妻が初めての子どもを流産したんです。その時、いつもはケラケラと明るく笑っている妻がボロボロ涙を流していて・・・。そんな妻の姿を見て「女性の味方になりたい」という思いを持つようになりました。ですから、今、本当に自分の理想の仕事をさせていただいていると思っています。
 
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岩崎 東院長は、柔らかく優しい雰囲気をお持ちなので、女性は言いにくい悩みも打ち明けやすいと思います。そんな東院長は、施術の際はどんな点にこだわっているのでしょう?
 
 患者様一人ひとりのライフスタイルに合わせ、徹底してオーダーメイドの施術を提供することです。例えば、岩崎さんが腰に不調を抱えていたとしましょう。それが現役時代なら、大事な試合の前には取り急ぎ痛みを取り除くことを優先させると思うんです。ただ、指導者でいらっしゃる今は、治療に時間をかけてでも痛みの根本改善を重視するはず。そのように患者様の“人生のシーン”に応じて、最も適切な施術を行うことを心がけています。
 
岩崎 患者さん目線でその時点での最良の治療を行ってくださるんですね! 頼りになります。
 
 岩崎さんにそうおっしゃっていただけて嬉しいです。施術の際はその効果が存分に発揮できるよう、その日のお身体の状態に合った施術法や刺激の強さ、そして室温や照明、枕の高さなど、細かい部分まで個々の患者様に合わせてセッティングしています。施術中に眠ってしまう患者様も多いんですよ。ご自身だけの空間でリラックスしていただけると思うので、ぜひ気軽にお越しいただきたいですね。
 
 
 
 

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