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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

患者様と二人三脚の施術 鍼灸の極意は思いやり
誠真堂鍼灸院 院長 東洋史

 
プロフィール 北海道出身。子どもの頃から人の役に立つ職業に就く目標を持ち、学生時代はボランティアを経験。大学では法学部に在籍した。一般企業へ就職する直前に、友人の親が腰痛改善の施術を受けている現場を目の当たりにし、治療家を目指す決意を固める。専門学校へ入学し、鍼灸師の資格を取得した。同級生と立ち上げた鍼灸院での勤務を経て、誠真堂鍼灸院を開業。特に女性から多くの支持を集めている。【ホームページ
 
 
 
「患者様の人生を豊かにできる鍼灸師でありたい」。そう語るのは、誠真堂鍼灸院を営む東洋史院長だ。子どもの頃から「人の役に立ちたい」という志を持ち、鍼灸師としてその夢を実現した東院長は、一人ひとりに合わせたオーダーメイドの施術で患者の人生をサポート。名治療家への階段を着実に上っている。患者と二人三脚で治療に取り組む東院長のポリシーに、じっくりと迫ってみた。
 
 
 

人の役に立つために鍼灸師の道へ

 
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インタビュアー 岩崎恭子(元競泳選手)
岩崎 東京都北区十条の誠真堂鍼灸院さん。さっそく、東院長が治療家を目指されたきっかけからうかがいます。
 
 私は、子どもの頃から将来は人の役に立つような仕事をしたいと思い続けてきました。ただ、人の役に立つといってもどんな職業に就いたら良いのかわからず、ボランティアをしながら進むべき道を模索していたんです。大学は法学部に進学し、最終的に一般企業への内定が決まっていたものの、就職直前に転機が訪れましてね。
 
岩崎 いったい東院長にどんな出来事があったのか気になります。
 
 たまたま友人の家で、親御さんが腰痛改善の施術を受けているところを見かけたんですよ。もともとジャッキー・チェンが大好きで少林寺拳法を習っていた私は、身体のことについても関心があり、特にツボ押しなど東洋医学に興味を持っていたんです。そんな中、施術の様子を見たことで、「自分のやりたいことはこれだ!」と気付かされました。自分の進むべき道がハッキリと見え、視界が明るくなったような感じがしたことを覚えています。それで当初は漢方医になるべくあらためて大学に入り直そうと決めたものの、費用面など含めて医学部に入るのはハードルが高かったんですよね。そこで、会社員として働きながら専門学校に通い、鍼灸師の資格を取得したんです。
 
岩崎 東院長にとっての“人の役に立つ仕事”がついにはっきりした瞬間だったのですね。専門学校を卒業してからの歩みについてもお聞きしていきましょう!
 
 
 
 

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