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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

毛細血管のように大切な 配管で船の安全を守る!
株式会社プラウド 代表取締役 竹内真児

 
プロフィール 愛媛県出身。原子力発電所で技術者として勤務したのち、土木業に転身。現在も恩師として慕う先輩とプラウド工業を立ち上げ、約16年、法面工事に携わった。不況のあおりで事業縮小の決断を迫られたことから、新たな挑戦を決意。横浜にて造船業の門戸を叩く。独立時に、先輩からかつての屋号と思いを受け継ぎ、(株)プラウドと命名。現在はイージス艦など大型・特殊船舶の配管工事を中心に行っている。【ホームページ
 
 
 
航海中は「海上の孤島」と化す船舶。絶対的に求められる安心と安全の維持に貢献しているのが、一隻に数万本も使用されるという配管だ。人体でいう毛細血管のように、船の隅々に張り巡らされたパイプによって、乗組員の快適な生活と安全を支えている。世の中にはまだあまり知られていない「船舶の配管」について、イージス艦や日本を代表するフェリーの施工も手がけた株式会社プラウドの竹内真児代表取締役に話をうかがった。
 
 
 

イージス艦や日本有数のフェリーも手がける

 
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インタビュアー 宍戸開(俳優)
宍戸 船舶の配管工事を行う株式会社プラウドさん。私はサーフィンやダイビングなどマリンスポーツが好きで、日頃から船も身近に感じています。造船に関わる職人さんとお会いするのは初めてなので、本日は楽しみにしていました!
 
竹内 とても光栄です! ただ、私たちが手がけるのは、ハーバーに停泊するヨットやクルーザーではなく、イージス艦など海上自衛隊の艦艇や海上保安庁の官公庁船のほか、コンテナ船や一般商船なんですよ。
 
宍戸 大型の船を専門にされているんですね。客船も手がけるのですか?
 
竹内 はい、太陽のマークで知られている「さんふらわあ」の建造にも携わりましたよ。
 
宍戸 おぉ、日本を代表するフェリーにも関わっておられるんですか! あのクラスの船ですと、完成までにどれくらいかかるのでしょう?
 
竹内 設計も含めると約3年ですね。自衛隊の船ですと、5年ほどかかるものもあります。
 
宍戸 それだけ大がかりな仕事なんですね。非常にニッチな業界ですし、私自身すごく興味があるので、ぜひ今日は深い部分までお話を聞かせてください!