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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

ドローンのプロも育てる
土木建築の人材派遣業

 

遊ぶからこそ没頭し、成長できる

 
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駒田 ドローンを触らせていただき、あらためて“遊び”の大切さを実感しました。ビジネスでもスポーツでも“遊び”が大切だと思うんです。好きなことを徹底的に楽しむ人が、結果的に成功を収めるような気がします。例えば、自動車の無人運転化が進む中、運転を楽しみたい人もいる。ゆえに、運転を“作業”と割り切る人、“遊び”と捉える人に二極化していくかもしれません。
 
桑原 おっしゃりたいことは、よくわかります。子どもたちと接していて感心するのは、楽しいことには時間も忘れて没頭する集中力です。何事も遊ばないと上手にならないとも聞きますしね。
 
駒田 プロ野球でいうと、従来のキャンプ合宿はもう古いのかもしれません。個人の技量とチームの連携力をアップするべく行われているものの、選手の多くは義務感に支配されている。正規の労働時間を過ぎているのではという困惑や、練習方法への疑問、疲労の訴えなど、不満の声を耳にすることもあります。子どもの頃は、日が暮れてボールが見えなくなっても野球を続けたくてしょうがなかったはずなのに。プロ野球も、いわば遊びの延長であり、逆にいうと、野球を楽しむ選手こそ上達します。遊び心があるから成長し、仕事も捗ると思うんです。
 
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桑原 同感です。遊びを突き詰めることは大事ですよね。さらにいうと、大人の役目は、子どもが夢中になれる場所や機会をつくることだと思います。事業を通じて、そういった環境づくりに貢献したい。自閉症のような障がいを持っていても、ドローン操作の才能がずば抜けている子どももいます。そんな子も含め、一人でも多くのお子さんと接し、みんなの可能性を引き出すお手伝いをしたいです。
 
駒田 生きづらさを抱えていても、何か好きなことがあれば輝けますよ。私の場合は野球でした。地域の子どもたちは、桑原社長のような方がおられて本当にラッキーだと思います。最後に、今後の展望も教えてください。
 
桑原 引き続き、ドローンの普及に向けて注力していきます。そこで育った人材をプロのドローン操縦士・管理者として社会に送り出していきたいですね。
 
駒田 お話をうかがって、私も、人生でもう一花咲かせられるように頑張りたいという気持ちになりました。今後もお仕事を通じて、東北の発展と子どもたちの成長を支えてください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
今、自分が築いているものを、倍にして次の世代を担う子どもたちに伝えていきたい。 汗臭いかもしれないですけど、駅伝のようにたすきを渡したいです。そういう思いを持って挑むことで、仕事は楽しくなります。
(桑原裕介)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 株式会社丸仙
■ 本社 〒985-0036 宮城県塩竈市東玉川8-8 あべ歯科ビル1F
■ 営業所 〒120-0015 東京都足立区足立3-30-26
■ 資材置場 〒976-0002 福島県相馬市椎木字西田6-1
■ 事業内容 土木建設業/建設エンジニア派遣/ドローンスクール
■ 設立 平成26年1月
■ 従業員数 54名
■ 主な取引先 鹿島建設株式会社/清水建設株式会社/大成建設株式会社/株式会社奥村組/前田建設工業株式会社
■ ホームページ http://www.o-ks.co.jp/