宮地　これまでお話をうかがってきて、住まいの将来像というか、自分が高齢になったときも考えながら、リフォームは計画的にやっていきたいと思いました。御社の今後の抱負も、ぜひお聞かせください。
 
藤原　まだまだ馴染みの薄い介護リフォームなので、気軽にご相談をいただける会社にしたいですね。工務店はたくさんあるとはいえ、福祉の知識が深く、介護リフォームを得意とする会社はそれほどないかと思います。他社との差別化を意識し、地域と社会に貢献できたら嬉しいです。
 
宮地　高齢者にとって、長年住んだ家は一番居心地がよい場所だから、引越しよりもリフォームを選択される方は多いはず。これから、ますます需要が伸びていきそうな業種だと感じています。
 
藤原　そうですね。もうひとつ、今の仕事とは分野の異なるビジョンとして、将来的に託児所付きの無農薬レストランを開業したいと思っています。実は、息子がアトピー性皮膚炎であることから、思い切って畑を借り、無農薬の農業を始めました。地域の子どもたちにも、安心して野菜を食べてもらい、親御さんたちが少しでも子育てから解放されるような、そんな癒やしの場所をつくりたいんです。
 
宮地　素晴らしいじゃないですか！　そういえば先ほどから、藤原社長のお子さんも顔を見せてくれていますね（笑）。まさに、子どもを育てる経験者ならではの発想だと思います。育児疲れに悩んでいる方々や、アレルギーに苦しんでいる子どもたちの憩いの場所になれると素敵ですね。